新刊のご紹介: 「負けるが勝ちだわや東海大学男子バスケットボール部SEAGULLSの成功哲学」
株式会社竹書房から2025年4月11日(金)に発売されるこの新刊は、バスケットボールの奥深い世界を探求しつつ、人生の教訓を得るための一冊です。著者である陸川章氏は、東海大学男子バスケットボール部「SEAGULLS」を指揮し、多くの成功を収めてきた実績を持つ名将です。今回の本は、彼がバスケットボールを通じて培ってきた指導哲学やチームの運営方法を伝える内容となっています。
陸川章氏の指導哲学
この本では、陸川氏の27年間にわたる監督人生を振り返っています。彼の指導スタイルは、ハードなディフェンスとチームの絆を重視し、「負けないバスケット」によって数々の勝利を収めてきました。特に、全日本大学選手権での優勝7回という実績は、その指導の賜物と言えるでしょう。また、彼が重視するのはただの勝利だけではなく、選手たちを一人の人間として育てることでもあります。
本書の内容
書籍は数つの章に分かれ、陸川氏がどのようにしてチームを強化していったのか、その過程で得た教訓が語られています。特に彼の恩人であるデイブ・ヤナイ氏から受けた5つの教えや、指導する中での人の成長に対する想いが綴られています。
また、チームはファミリーであるとの信念から、選手同士の強い絆を築くための具体的な方策も紹介されています。勝負に関しての根源的な思いを語る第4章では、バスケットボールへの熱意を感じることができます。陸川氏は、若い選手たちに「負けるが勝ち」という精神を身につけさせるために、どのように指導してきたのか、そのノウハウを惜しむことなく公開しています。
将来のビジョンと提言
さらに本書では、今後の日本のバスケットボール界への提言も含まれています。陸川氏は、後進を育てることが重要だと考えており、未来のバスケットボールがより豊かになっていくための方向性を示しています。これらの知見は、特にバスケットボールの指導者や関係者にとって、非常に貴重な情報となるでしょう。
陸川章氏の経歴
陸川章氏は、新潟県で生まれ、新潟県立新井高校を卒業後、日本体育大学に進学。その後、日本鋼管に入社し、数々の試合での活躍を通じて、バスケットボール界の重要な人材としての地位を確立しました。また、日本代表として国際舞台でも数多くの経験を持ちながら、キャプテンとしても活躍しました。
2001年度からは東海大学男子バスケットボール部の監督として、チームを全国トップクラスへと成長させ、数多くのBリーガーを世に送り出しました。2024年度をもって監督を退任し、2025年度からはアソシエイトコーチとしてチームに貢献していく予定です。
最後に
この『負けるが勝ちだわや東海大学男子バスケットボール部SEAGULLSの成功哲学』は、単なる戦術書ではなく、人生を豊かにするための教訓が詰まった一冊です。バスケットボールファンや指導者、そしてこれからの選手たちにとって、必読の内容となっています。