株式会社GRITZとSTANDAGEがナイジェリアでのソーラーパネル事業で提携
株式会社GRITZ(グリッツ)と株式会社STANDAGE(スタンデージ)が、ナイジェリアでの新たなビジネス展開として「ナイジェリア ソーラーパワー プロジェクト」の業務提携を発表しました。これにより、中古の太陽光パネルを海外へ輸出し、リユースする事業がスタートします。
ビジネス提携の背景と目的
ここ数年、日本国内では太陽光発電所の数が急増していますが、FIT(固定価格買取制度)の終了に伴い、多くの施設では非利用になる太陽光パネルが発生しています。この現状は廃棄物問題を引き起こし、環境への悪影響も懸念されています。日本のカーボンニュートラルの実現に向けて、既存発電所のリパワリングや卒FIT後の有効活用が求められています。
一方、アフリカのエネルギー市場では急速な人口の増加により、2040年には電力需要が現在の4倍に達すると予想されています。エネルギー供給の新たな解決策として、太陽光発電が注目されていますが、現在の供給では十分とは言えません。GRITZとSTANDAGEの提携は、こうしたニーズを背景に生まれました。
提携内容と具体的な効果
この提携では、GRITZの太陽光発電所開発事業に関する知見と、STANDAGEおよびナイジェリア現地法人のKENAD & STANDAGE LTD.が持つ販路と物流体制を組み合わせることで、廃棄される中古太陽光パネルをリユースする事業を推進します。 主要な効果は以下の3つです:
1.
環境負荷の軽減:破損や劣化していない中古パネルを廃棄せずに利用することで、廃棄物の削減に寄与します。
2.
アフリカのエネルギー問題の解決:エネルギー供給に困難を抱えるアフリカ市場で、中古太陽光パネルを提供することで、地域のエネルギー不足解消に貢献します。
3.
マーケットの拡大およびシナジー効果の創出:両社の強みを生かし、アフリカ市場での新たなビジネスチャンスを開拓できるでしょう。
プロジェクトのスキーム
このプロジェクトは2024年11月上旬からスタート予定です。両社は、太陽光発電の開発から輸出までの一連の流れを効率化し、環境に優しいビジネスモデルを確立していきます。 具体的なプロジェクトスキームは、関係者間での綿密な連携と持続可能な運営に基づいているため、早期に成果を上げることが期待されています。
会社概要
株式会社GRITZ
- - 所在地:東京都新宿区西新宿6丁目16番6号 新宿タツミビル10階
- - 代表者:濵野 博行
- - 主な事業:太陽光発電所開発事業、再生可能エネルギーに関するコンサルティング、メディア運営など
株式会社STANDAGE
- - 所在地:東京都港区芝大門1丁目12-16 住友芝大門ビル2号館4F
- - 代表者:足立 彰紀
- - 主な事業:ブロックチェーンを活用した新貿易決済システム、デジタル貿易プラットフォームの開発など
このプロジェクトが成功することで、日本国内の再生可能エネルギーリソースを最大限に活用し、アフリカのエネルギー市場にも良質なソリューションを提供することが期待されています。