ウィーンでのデビュー
2020-10-26 18:37:40

反田恭平がウィーンで圧巻のデビューコンサートを果たす

反田恭平がウィーン楽友協会で行ったデビューコンサートは、多くの困難を乗り越えた感動的な瞬間となりました。コロナ禍においては、世界中で公演の中止や延期が続いている中、ウィーン楽友協会も観客数を1,000名に制限するなどの配慮がされていました。

当日のプログラムは、シベリウスの名曲「フィンランディア」や「交響曲第7番」、さらにはラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」という豪華なもので、コンサートは大いに盛り上がりました。演奏が終わると、会場は拍手とブラボーの声で包まれ、反田はスタンディングオベーションを浴びました。この特別な瞬間に、マエストロの佐渡裕からは「本当によかった、よかった!おめでとう!」の声がかけられ、温かい雰囲気の中でコンサートは終了しました。

反田は終演後に「いい意味で、長かった!リハーサルではなかった団結感の中、たっぷり味わいながら、今、自分が出せる全てを出し切りました。また、今後の課題も見えました。」と興奮気味に語りました。自身の成長を実感し、今後の更なる飛躍の兆しを感じさせる言葉が印象的でした。

この公演は、11月4日にも行われる予定で、現地ラジオ局「ORF Ö1 Radio」での放送も計画されています。また、反田はウィーン滞在中にプロコフィエフの「ピアノ協奏曲第3番」の録音も行う予定で、新たな音源が自身のレーベルNOVA Recordから2021年の2月末にリリースされる運びとなります。

反田の活動はこのコロナ禍でも目を見張るもので、有料のコンサート配信やブルグミュラーの録音・解説の配信、YouTubeの開設など新たな挑戦が続いています。まさに彼の音楽への情熱と挑戦的な姿勢が今後のクラシック音楽の普及に貢献することでしょう。

反田恭平は、日本の若手ピアニストとして非常に高い評価を受けており、高校在学中には第81回日本音楽コンクールで1位を獲得し、聴衆賞をはじめとする特別賞も受賞しています。2014年にはチャイコフスキー記念モスクワ音楽院に入学し、その後も様々な国際的なコンクールでの成功を収めてきました。彼の演奏は多くのオーケストラやファンから注目されており、今後も大いに期待されるアーティストです。

佐渡裕氏は、反田の音楽活動を支える指揮者として知られ、国際的な舞台で活躍しています。彼はウィーン楽友協会の音楽監督を務め、この公演で反田とともに感動的な時を共にしました。トーンキュンストラー管弦楽団の一員としても活動しており、ウィーンの音楽シーンで重要な存在となっています。

反田恭平の今後の活動には引き続き注目が集まります。新たな挑戦を続ける彼の姿から目が離せません。

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