株式会社本田事務所の代表取締役であり、PRストラテジストの本田哲也氏が、国際的なアワード「LIA(London International Awards)2025」において、「Creativity in PR」部門の審査員に選ばれました。これは、日本人として初めての偉業であり、彼のキャリアにおいても大きなマイルストーンとなるでしょう。
LIAは1986年に創設され、今年で40周年を迎える、非常に権威ある国際的アワードです。このアワードは、広告、デザイン、PR、テクノロジーなど、さまざまな領域の優れたクリエイティビティを評価し表彰するもので、世界五大アワードショーの一つとされています。2025年度の審査は、9月25日から10月3日にかけて米国ラスベガスで行われ、現地の審査員が集まり、初期審査から最終ラウンドまでの全段階に参加します。
本田氏は「Creativity in PR」部門の審査員として選出され、日本のPRの視点を世界に発信する役割を担うことになります。彼はこの重要な機会に対し、次のようにコメントしています。「LIAのような歴史ある国際アワードで、日本のPR専門家として審査に参加できることを大変光栄に思います。独自の視点を持った作品を公正かつ厳正に選出するため、全力を尽くします。」
LIAの特徴として挙げられるのは、事前審査を行わず、すべての審査員が現地に集まって全審査過程に参加することです。この透明性の高い審査体制は、作品が持つ本来的な価値を正当に評価するために欠かせません。
LIAを設立したバーバラ・リーヴィは、このアワードがクリエイターのために創られたものであると強調しています。LIAは、広告、デザイン、データ、テクノロジー、ミュージック、PRなど、さまざまな分野の才能あるクリエイターたちを称賛し、特にステータスや文化を超えた真のクリエイティビティを評価します。
今回の本田氏の選出は、彼自身のキャリアにおいても新たな章の幕開けを意味しています。彼は過去に『PRWEEK』により「世界でもっとも影響力のあるPRプロフェッショナル300人」に選ばれた実績があり、多様な企業のPR戦略に携わってきました。著書も数多く手掛けており、その中には「戦略PR」や「ナラティブカンパニー」があります。最近ではシンガポールに活動拠点を移し、国際的な視野での活動を広げています。
本田氏はこれまでの経験を活かし、LIAの審査を通じて、世界的なPRの舞台で日本の視点をしっかりと根付かせることでしょう。彼がどのように日本のPR業界を牽引し、国際的な評価を受けるのか、今後の動向が注目されます。
LIA公式サイトでは、審査の詳細情報や応募要項が掲載されています。PR業界関係者のみならず、多くの人々にとっても本田氏の活躍は興味深いことであり、今後の展開に期待が寄せられています。