ロケットスターがビジネスメディアを承継
株式会社ロケットスターが設立したサーチファンド「ロケットスター1号ファンド」が、ビジネスメディア「株式会社ビジネスジャーナル」の経営権を取得し、事業承継を実施しました。この度の承継は、同ファンドにとって初の成約案件となり、新たに飯島隼人氏が代表取締役に就任します。会社名は2025年1月31日より「株式会社アングルクリエイト」に変更され、さらなる成長を目指して運営される予定です。
株式取得の背景
「Business Journal」は、経済、フィンテック、ビジネス関連情報を提供するオンラインメディアとして、安定した読者基盤を持ち、市場状況を敏感に捉える編集体制を整えています。しかし、SNSの台頭により、メディア業界は急速に変化しており、時代のニーズに応えるための進化が必要です。ロケットスターはこの変化に応じて、今後の収益モデルの再構築や新規メディアの立ち上げを進めていく方針です。
飯島隼人氏のコメント
飯島氏は、「Business Journal」の持つ優れた編集力と10年以上培った資産を活かし、独自の視点で読者に価値ある情報を提供し続けることを目指しています。また、持続可能なメディア運営のためにビジネスモデルの見直しも必要とし、自身の経験を活かしてコンテンツ戦略のアップデートを実施すると述べています。「良質な新しい視点」を提供し、日本社会を前進させるメディアを目指す意気込みを語っています。
荻原社長の感謝の言葉
ロケットスターの荻原社長は今回の買収を感慨深いものとしており、支援してくれた全ての人々に感謝の意を表しました。飯島氏が持つ信頼性と実績を信じ、共に成長を目指していく決意を語りました。
サーチファンドの特徴
サーチファンドとは、経営を目指す人材が、個人の資金ではなく投資家の資金を基に中小企業を承継し、経営者として価値向上を目指す取り組みです。起業の段階的な成長を得意とする人々にとって、新しいキャリアの選択肢として注目されています。
株式会社ロケットスターの概要
ロケットスターは、中小企業特化のプロフェッショナル集団で、企業価値の向上を通じ日本経済の発展に寄与することを目指しています。また、サーチファンドを活用し、後継者不足の解消および新しい起業家が活躍できる場の提供を進めています。
ロケットスターは「下町ロケット」のような企業を育成することを目指し、2023年に設立されました。今後も更なる挑戦と成長を追求する姿勢を強めていくことでしょう。