新たな共生の形を目指す「SoilxPolicy Fund」
最近、株式会社PoliPoliと公益財団法人Soilが共同で立ち上げた「SoilxPolicy Fund」が、聴覚障害者の支援を行うNPO法人Silent Voiceを支援することを発表しました。この基金は、「儲からない」けれども意味のある社会的な課題解決に取り組む団体に対して政策提言事業の委託を行い、最大で500万円の財政的サポートを提供します。
Silent Voiceの取り組み
Silent Voiceは、「デフ(ろう・難聴者)と聴者のできるをふやす」をミッションに掲げ、教育や就労の分野において多様な活動を展開しています。具体的には、放課後等デイサービスの「デフアカデミー」や、全国的に展開しているオンライン教育プログラム「デフアカオンライン」を通じて、聴覚障害のある子どもたちの学びの場を確保しています。また、企業向けには「デフビズ」と呼ばれるコンサルティングサービスを提供し、デフと聴者が共に働きやすい環境づくりを支援しています。
新たな政策提言の必要性
Silent Voiceがこのプロジェクトで取り組むテーマは「聞こえない子どもの地域からの孤立解消と支援モデルの制度化」です。聴覚障害を持つ子どもたちは、家庭や学校、地域において言語や情報の面で孤立しやすいという現実があります。特に、放課後の学びの場など、必要な支援が制度の隙間に取り残されていることを踏まえ、Silent Voiceは地域に居場所を持つ支援モデルを全国に展開するための基盤を設計することを目指しています。
尾中友哉代表のコメント
認定NPO法人Silent Voiceの代表理事である尾中友哉氏は、「SoilxPolicy Fund」に採択されたことについて感謝の意を表し、これまでの活動を振り返りました。2017年にデフアカデミーの設立以来、聞こえない子どもたちを支えるために、教育と居場所確保の両面から取り組んできたとし、これからの政策提言を通じて、聴覚障害のある子どもやその家族への公的な支援の見直しを進めていくと述べました。地域における新たな居場所づくりを支える仕組みの創造に力を尽くす意気込みも示しています。
寄付とプロジェクトの参加について
このプロジェクトに参加を希望する方や寄付を考えている方は、ぜひお問い合わせください。寄付やプロジェクト参加の意向を持つ方々には、詳細な情報が提供されます。
SoilxPolicy Fundの役割
「SoilxPolicy Fund」は、社会課題解決に特化した団体を支援し、政策提言のための調査や資料作成の業務を委託することで、実践的な解決策を見出そうとしています。今回は71団体からの応募から選ばれたSilent Voiceが、より良い制度作りを目指していくこととなります。委託期間は2026年4月から2027年3月までの予定で、成果についてはその後、ホームページなどで公表されます。
まとめ
「SoilxPolicy Fund」を通じて、Silent Voiceは聴覚障害を持つ子どもたちが社会でより良い環境で育つための支援を強化します。新たな支援の形を構築することで、彼らの生活をより豊かにし、デフと聴者の共生社会を実現することを目指して活動を進めていきます。