新刊『台湾軍事機密文書が語る中国「抗日戦争」の真相』のご紹介
株式会社新潮社から、遠藤誉氏による新たな書籍が4月17日に発売されました。タイトルは『台湾軍事機密文書が語る中国「抗日戦争」の真相』。この本は、台湾国史館が所蔵する抗日戦争当時の手書きの軍事機密電文が機密解除されたことを背景に、その内容を詳述しています。
書籍の背景と内容
抗日戦争の期間中、中国は表向き「国共合作」を通じて共産党と国民党が連携して日本軍に立ち向かったとされています。しかし、実際にはその裏で日本軍と共産党との間に密接な関係があったという事実が徐々に明らかになってきました。遠藤氏の執筆するこの書籍には、国民党の前線報告に記された共産党員と日本軍の共謀の様子が、具体的に描かれています。
具体的な内容としては、中共軍と日本軍の間に結ばれた不可侵条約、そして日本軍に混じって国民党に攻撃を仕掛ける中共軍兵士の姿や、便衣の兵士が日本軍の案内をする様子などが挙げられます。さらには、1941年の日ソ中立条約締結前に、日本軍と中共軍の協力が深化する懸念についての報告も記載されており、中国共産党が唱える「抗日戦争の中流砥柱」という自らのイメージがいかに虚構であるかを暴露しています。
毛沢東とスターリンの電文
本書が特に注目されるのは、毛沢東とスターリン間の機密電文を初めて公開する点です。これにより、蒋介石が幽閉された西安事件の背後に毛沢東の影があったことが浮かび上がります。また、日ソ中立条約を結ぶ一方で、スターリンが毛沢東に対し満州への進撃を依頼していた事実が照射され、歴史の表面だけでは理解できない深層が見えてきます。
著者・遠藤誉氏について
本書の著者である遠藤誉氏は、1941年に中国吉林省長春市に生まれ、現在は中国問題グローバル研究所の所長を務めています。国共内戦の決定的な戦闘である長春包囲戦を体験し、53年後に帰国。著名な著書として『毛沢東日本軍と共謀した男』などがあり、常に中国の歴史の裏面を掘り下げる視点から論じてきました。
最後に
本書『台湾軍事機密文書が語る中国「抗日戦争」の真相』は、私たちが知っている歴史に新たな光を投げかける貴重な資料です。遠藤氏が描く歴史の真実を通じて、これまで知られざる面を知ることができる機会でもあります。ぜひ、ご一読をお勧めします。
書籍情報
- - タイトル: 台湾軍事機密文書が語る中国「抗日戦争」の真相
- - 著者名: 遠藤誉
- - 発売日: 2023年4月17日
- - 定価: 990円(税込)
- - ISBN: 978-4106111228
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