新アドバイザリー開始
2024-08-17 15:04:09

電力シェアリングの新アドバイザリーサービスが2024年始動

電力シェアリングの新しい取り組み



株式会社電力シェアリング(東京都品川区)が2024年9月1日より、REアワリーマッチング研究所を通じて、アドバイザリーサービスを本格的に開始します。この新サービスは、企業の温暖化ガス(GHG)排出削減をサポートすることを目的にしています。

最近、GHGプロトコルではScope1,2,3の改訂作業が進行中であり、その中でも特にScope2におけるHourly Matchingルールの採用は目覚ましい影響を与えることが予想されています。電力シェアリングは、この動きに先駆けた取り組みを続けており、2017年以降、Hourly Matching技術に特化した研究・開発を行ってきました。

社内での成果としては、2023年に取得した4つの関連特許があります。これらの特許は、企業のCO2排出量の算出や評価、さらに取引システムの実装に向けた重要な技術を包含しています。これにより、企業は自らの環境負荷を正確に把握し、対応策を講じることが可能です。

新技術の紹介


新たなGHGプロトコルSCOPE2ガイダンスでは、ロケーションベースの排出係数の適用が強調されており、電力シェアリングは独自のアルゴリズムを用いて、全国10の送配電網ごとの時間帯別CO2排出係数を算出し、AIによる予測も実施しています。このデータは、需要家が自社のCO2排出量を正確に把握し、削減に向けた具体的な行動を起こすための礎となります。

さらに、追加の技術として、再エネや低炭素火力発電所のネットCO2排出量を正確に算出し、電気自動車(EV)の昼間充電による排出削減効果の評価を行っています。また、蓄電池の利用を通じた排出係数の平準化や、タイムスタンプ付き再エネ証書の取引手法を活用したカーボンクレジット市場の活性化にも取り組んでいます。

成果と国際的な認知


電力シェアリングは、2018年から環境省のナッジ実証事業に参加しつつ、上記の技術を駆使して数多くの社会実証実験を行ってきました。これらの取り組みは、国内外で評価を受け、2023年には国連が主導する国際イニシアチブである24/7 Carbon Free Energy Compactや、欧州EnergyTagにも参加しました。これにより、国際規模での基準設定に関わり、日本やアジア地域における適用可能性を探る研究も進められています。

新しいアドバイザリーサービスは、企業が環境への影響を軽減するための新たな手段となることでしょう。電力シェアリングは、技術の革新を通じて持続可能な社会の実現に貢献していく姿勢を明確にしています。今後の展開を楽しみにしたいところです。


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会社情報

会社名
株式会社電力シェアリング
住所
東京都品川区西五反田2-14-13
電話番号

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