アイスリーとプロネクサスが業務提携、上場企業とIPO準備企業を一体支援

アイスリーとプロネクサスが提携

アイスリー株式会社（以下「アイスリー」）は、株式会社プロネクサス（以下「プロネクサス」）との間で業務提携を開始した。この提携により、上場企業やIPO準備企業への支援を強化し、包括的なサービスを提供することを目指す。

業務提携の背景

近年、企業における資本コストや株価意識の高まりとともに、上場企業では投資家向け広報（IR）の体制整備が求められています。また、グロース市場では上場維持基準の改定があり、企業にとってより効果的なIPO準備が急務となっている。プロネクサスは、長年にわたりディスクロージャー支援やIPO支援、IR支援の分野で優れた実績を誇る企業である。一方、アイスリーは、IPO準備を効率的に進めるためのクラウドサービス「はじめのIPO」を提供しており、社内体制の整備支援やIRオフィサー視点からの支援を行っている。

提携の成果

これまで両社は、IRやIPO関連の勉強会を複数回開催し、上場企業やIPO準備企業への支援に関する知識と情報を共有してきた。今後は、相互に顧客企業を紹介する体制を築き、単発的な勉強会開催の枠を超え、ワンストップでの支援が可能な体制を整備していく。

今後の発展

この業務提携により、両社はそれぞれの強みをさらに発展させ、上場企業においてはIRオフィサーの視点から、投資家に評価されるIR体制の構築を支援する。さらにIPOを目指す企業には、内部管理体制の整備に加え、IPO後を見据えたIR体制の早期構築とプレゼンテーション資料の作成をシームレスに提供する計画だ。このようにして、上場企業やIPO準備企業における持続的な企業価値向上を実現するための支援体制を確立していく。

「はじめのIPO」とは

「はじめのIPO」は、IPO準備プロセスにおける様々なドキュメントの作成をサポートするSaaSツールだ。IPO準備期間中には、証券取引所や証券会社、監査法人などのステークホルダーによるデュー・デリジェンス（DD）が行われ、企業は提出文書の準備が求められる。このツールはその準備を支援するもので、『いつ』『何を』『どのように』作成すべきかがわからない実務担当者のために開発された。