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川崎マリエンでビーチバレー教育旅行が実現！

川崎市東扇島にある川崎マリエンは、国内唯一のビーチバレーボールナショナルトレーニングセンターです。国際大会規格のコートやトレーニングジムを備え、日本のトップビーチバレーボール選手たちが日々研鑽を積んでいます。この度、川崎マリエンで初めてとなる教育旅行が実施されました。

熊本市立必由館高等学校の修学旅行

令和5年12月4日、熊本市立必由館高等学校の生徒たちが、修学旅行の一環として川崎マリエンを訪れました。ビーチバレーボールをテーマにした教育旅行は、川崎市、そして日本においても初めての試みです。日本バレーボール協会ビーチバレーボール事業本部、学校関係者、旅行会社、川崎市観光協会などが連携し、2時間におよぶ充実したプログラムが組まれました。

プログラム1：トップ選手たちとの貴重なトークセッション

トークセッションには、川合智克氏（ビーチバレーボール事業本部長）、朝日健太郎氏（元ビーチバレーボール選手、現参議院議員）、長谷川徳海氏（トップビーチバレーボール選手）が登壇。オリンピック出場経験を持つ朝日氏や第一線で活躍する長谷川氏から、夢の実現に向けて努力することの大切さ、ペア競技におけるコミュニケーションの重要性、そしてセカンドキャリアなど、多岐にわたる話が語られました。

生徒たちは、選手たちの経験談に真剣に耳を傾け、時折うなずきながら熱心に聞き入っていました。話題はビーチバレーだけでなく、川崎港という物流拠点に最先端のスポーツ施設が立地することの意義、地域環境への配慮、SDGsへの取り組み、国際的な活動における苦労など、多角的な視点からの話が展開されました。質疑応答では生徒から鋭い質問が飛び出し、活気のあるセッションとなりました。SNS活用やインフルエンサーとのコラボなど、ビーチバレーを日本でさらに盛り上げるための斬新なアイデアも提案されました。

プログラム2：ビーチバレー体験会でその魅力を体感！

トークセッション後には、待ちに待った体験会です。生徒たちはスポーツウェアに着替え、裸足になってコートへ。最初は砂の上を走るだけでも戸惑いを見せつつも、専属トレーナーによる準備運動の後、長谷川氏の指導の下、パスやレシーブなどの練習に励みました。長谷川氏の迫力あるスパイクのデモンストレーションには、生徒たちから歓声が上がりました。

ヤードスティックを使ったジャンプ測定では、砂の上でのジャンプの難しさを実感。インドアバレーとは異なるジャンプのテクニックを長谷川氏からアドバイスしてもらい、コツをつかむ生徒もいました。最後に、「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2023」のオリジナルクリアファイルがプレゼントされ、生徒たちは笑顔で受け取っていました。

プログラム3：川崎マリエン展望室からの絶景

ビーチバレー体験後、生徒たちは日本食肉流通センターの食堂で昼食をとり、その後、川崎マリエン10階にある展望室へ。360度のパノラマビューに圧倒され、東京湾、川崎港、工場地帯、羽田空港など、川崎の臨海部の景色を堪能しました。環境保全への取り組みや、工場の仕組みについても学ぶことができ、生徒たちにとって貴重な体験となりました。

今後の展望

今回の教育旅行は、修学旅行における新たなスタイルを示唆するものです。生徒主体でテーマを設定し、学びを深めるというアプローチは、今後ますます増加すると予想されます。川崎市では、工場見学に加え、スポーツをテーマにした教育旅行の更なる充実を図り、川崎の魅力を全国に発信していきます。川崎産業観光振興協議会では、教育旅行に関する相談を随時受け付けています。

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