おしゃれに着こなす新しい車椅子クッション
近年、デザイン性と機能性を兼ね備えた福祉用具が求められています。そんな中、株式会社ピーエーエスが開発した新型車椅子用クッション『PINTO W(ピント ダブリュー)』が、フィンランドの老舗テキスタイルブランドFinlayson(フィンレイソン)とのコラボレーションモデルとして、2025年のHCR国際福祉機器展にて初披露されます。
進化した機能性
『PINTO W』は、姿勢の整備をサポートすることを目的に開発されたクッションです。代表の野村寿子氏は、40年以上にわたり作業療法士としてのキャリアを持ち、数多くの身体的悩みを抱える人々と向き合ってきました。この経験を基に、彼女はより良い座位を保持するためのオーダーメイド製品開発に取り組み、その成果として『p!nto』クッションは発売以来48万台以上を売り上げるヒット商品となりました。
PINTO Wの革新
新製品『PINTO W』では、硬さと柔らかさが異なる樹脂を巧みに組み合わせた「クロスバランス構造」が採用されています。この独自の3次元形状は、骨格を安定させ、筋肉をリラックスさせると同時に、抜群の通気性も実現しています。さらに、丸洗いができる素材であるため、衛生面でも安心して使用できる点が魅力です。
スタイリッシュなデザイン
従来の車椅子クッションは、その機能性に重点が置かれ、デザイン性はあまり考慮されていませんでした。これに対抗する形で、ピーエーエスは「心地よさから生まれる元気を形にする」という理念の下、デザイン性を追求する商品を開発しました。
Finlaysonとのコラボレーションにより、150年以上の歴史を持つブランドの「エレファンティ」や「コロナ」といった代表的なデザインを用いたカバーが提供され、ユーザーは機能だけでなく、おしゃれさも楽しむことができるようになっています。これにより、従来の「補助具」という枠を超え、「ライフスタイルアイテム」としての新たな価値が創造されました。
HCR国際福祉機器展での体験
『PINTO W』を体験する良い機会として、2025年10月8日から10日にかけて開催されるH.C.R.2025 第52回国際福祉機器展において、ピーエーエスはブースを出展します。在場する皆さまには、最新の車椅子クッションの使用感やデザインを実際に体感していただける機会を提供します。革新的な機能性が、どのようにおしゃれな生活を実現するのか、そして快適な車椅子ライフについて思いを馳せていただきたいと願っています。
まとめ
『PINTO W』は、その驚くべきデザインと革新的な機能によって、車椅子ユーザーがスタイリッシュに暮らすための可能性を切り拓きました。これからも、機能性とデザインを両立させた商品の開発が進むことでしょう。ぜひ一度、HCRの会場でその目で確かめてみてはいかがでしょうか。心地よいライフスタイルを実現するための一歩を、あなたも踏み出してみてください。