真庭市に新たなシェアオフィス「蒜山ひととき」が誕生
岡山県真庭市が「自治体SDGsモデル事業」に選定されたことを受け、隈研吾氏監修のシェアオフィス「蒜山ひととき」がオープンしました。このシェアオフィスは、持続可能な開発目標(SDGs)を促進するために設計されており、地域資源を最大限に活用した空間となっています。
オープンセレモニーの様子
オープンに先立ち、4月28日(金)に行われた設計監修者である隈研吾氏と真庭市長の太田昇氏が参加したオープニングセレモニーでは、シェアオフィスの理念や期待される役割が語られました。
隈氏は、「蒜山の自然を感じていただけるような空間作りを心がけました。木の皮を見せるデザインなどを取り入れ、多くの出会いが生まれる場所にしたい」と述べました。彼は、この場所が新たなアイデアの創造の場であり、ライフスタイルを発信する拠点となることに期待を寄せています。
太田市長も「この施設で新しい産業が生まれることを願っています。多様な価値観を持つ人々が集まり、知恵を出し合うことで新しいものを生み出してほしい」と語りました。
シェアオフィスの施設概要
「蒜山ひととき」では、真庭産の木材をふんだんに使用した温かみのあるデザインが特徴です。大きな吹き抜けと木材で構造された開放的な空間は、作業に集中できるパーティションで区切られたカウンター席や、ソファ席が並ぶリラックスできるエリアも備えています。また、カフェカウンターも設置され、入居者同士の交流を促進する役割も担っています。
- - 住所: 岡山県真庭市蒜山上福田1205番780
- - 利用時間:
- 年間プラン・マンスリープラン利用者: 24時間
- ワンデイ利用者: 9:00~18:00
- ワンデイ利用: 1,000円/日・1席
- マンスリープラン: 10,000円/月・1席
- 年間プラン: 576,000円/年・5席
様々なスペースの紹介
ミーティングルーム
ミーティングルームは、ガラスで柔らかく区切られており、テレビ会議やミーティングに最適な環境が整えられています。
作業スペース
作業スペースは、音や匂いを考慮した奥まった場所に設置され、模型などの工作に適した大きな机が配置されています。創作活動をサポートするために、レーザーカッターや3Dプリンターなども導入予定です。
多目的スペース
ワークショップや展示スペースとして利用できる多目的スペースも完備しており、多様なニーズに応える設計となっています。
地域との連携
「蒜山ひととき」は、テレワークやものづくりの拠点としてだけでなく、地域の発展にも寄与することを目指しています。周囲の自然豊かな環境が、クリエイティブなインスピレーションを刺激し、新しいビジネスの可能性を引き出すことでしょう。
この新しいシェアオフィスが、真庭市および蒜山地域の未来にどのような影響をもたらすのか、今後の展開に期待が寄せられています。