ムサシのe-Axleがインド市場に登場:2輪EVの未来を切り拓く
武蔵精密工業株式会社(以下、ムサシ)は、インドのバンガロールで新たに2輪EVを上市しました。このEVは、ムサシが開発した電動駆動ユニット「e-Axle」を搭載しています。この取り組みは、ムサシにとってインド市場におけるEモビリティ事業の重要な一歩となります。
2輪EV市場の背景
世界最大の2輪車市場であるインドでは、政府が2030年までに二輪車の80%を電動化する目標を掲げており、急速なEV化が進行中です。インドでは、自動車市場よりも先に2輪車が電動化される傾向があり、この動きはムサシの事業戦略にとって重要な機会と捉えられています。
e-Axleの革新
ムサシのe-Axleはコンパクトで軽量、静音性に優れた高性能のEV駆動ユニットです。このユニットの搭載により、Emobi社が提供する2輪EVは特に宅配サービスなどのBtoB市場において実績を上げています。実証実験を通じたフィードバックも非常に良好であり、利用者からはスムーズな走行性や高い加速性能が評価されています。
実証実験の成果
約1年半にわたる実証実験では、複数のBtoBドライバーへのヒアリングを実施。彼らからは、e-Axleを搭載した車両が従来のモデルと比較して、
e-Axle搭載車両は、乗り始めてからの動作が非常にスムーズで、日常の使用でもストレスを感じさせません。
積載しても高い走行性能を保ち、特に配達業務の多忙な業務においても安定したパフォーマンスを提供。
加速においても大きな改善が見られ、高速道路での走行をより快適に感じることが出来るようになりました。
これらのポジティブな評価は、ムサシの技術が実際の運転環境においても高く評価されている証拠です。
未来の展望
ムサシは、Emobi社との協力を強化し、バンガロール以外の地域への展開も視野に入れています。また、カーボンニュートラルに向けた戦略を強化し、インド市場における2輪EVの普及を加速させる意向を示しています。ムサシはEモビリティの発展を通じて、より持続可能な未来を実現するために努力を続けています。
ムサシについて
武蔵精密工業は、車両向けの多岐にわたるパーツの開発・製造を手がけており、電動化や自動運転といった次世代モビリティに対応した商品を展開しています。また、エネルギーソリューション事業やオープンイノベーションを通じて、ESGやSDGsの達成に向けた取り組みも行っています。ムサシは、今後も幅広いビジネス領域での拡大に注力することで、より豊かな地球社会の実現へ向けて貢献していきます。
詳細は
ムサシの公式サイトをご覧ください。