新型コロナ対策でWASDが無償公開する「デジちゃいむ」サービスの全貌

新型コロナウイルスの影響を受け、私たちの生活様式は大きく変化しました。その中で、不急不要の外出自粛が求められる一方、日々の生活に欠かせない食料品や生活必需品を購入するためには、外出を強いられるのが現実です。そんな状況下で、WASD株式会社は、来店した消費者に対する感染予防の啓蒙を目的とした呼び出し効率化サービス「デジちゃいむ」を無償で公開することを決定しました。このサービスは、少なくとも3ヶ月間使用可能です。

無償提供の背景と目的

新型コロナウイルス感染拡大を受けて、専門家たちは消費者に対して適切な感染対策を講じることの重要性を訴えています。特に、店舗での買い物時にどのように情報を得るかが鍵となります。そのため、WASDは首相官邸や専門機関が発信する情報を基に、来店したお客様に対して有効な啓蒙を行う手助けができると考えたのです。「デジちゃいむ」がこの役割を担うことで、導入した店舗から新型コロナウイルスの発症者が出ないように努めたいとしています。

デジちゃいむの機能

「デジちゃいむ」とは、店舗の呼び出しを効率化するためのクラウドベースのサービスです。このシステムを利用すれば、来店者がQRコードを読み取ることで、スタッフに具体的な要望（商品に関する質問や、専門的な知識の提供など）を簡単に伝えることができます。これにより、顧客に対して迅速かつ適切なサービスを提供することが可能となります。

流れとしては次の通り

1. 店舗内に設置されたQRコードを読み取る
2. 自分が求める情報やサポート内容を入力
3. スタッフがその情報を受け取り、迅速に応じる

このプロセスにおいて、顧客は何を求めているのかを正確に伝えることができ、店舗側もサポートが必要なタイミングを把握しやすくなります。これにより、お互いのニーズがマッチし、よりスムーズな接客が実現します。

感染症予防に寄与する点

「デジちゃいむ」は、呼び出しを行う際に複数のタイミングで感染症予防の情報を提供できます。たとえば、QRコードを読み込む際には、感染症防止対策が記載された台紙に目が行くように設計されています。また、スタッフを待つ間に、画面にキャンペーン情報や感染対策についてのメッセージも表示でき、自然な流れで知識を得ることができるのです。これにより、店舗を訪れたお客様が感染症防止について注意を払いながら買い物を行えるようになるでしょう。

無償提供の申込み

この無償提供の申込は、2023年4月1日から受け付けられます。そして、実施期間は5月上旬から7月の末日となりますが、状況に応じて延長も考慮されるそうです。対象は、呼び出しが発生する全業種業界の事業者で、利用は無料が基本ですが、機材調達や導入支援が必要な場合は別途費用が発生します。

会社概要

WASD株式会社は2020年に設立され、東京都中野区に本社を置いています。代表取締役の盛島昇太さんは、今回の取り組みが新型コロナウイルス対策に貢献し、店舗での安心安全な買い物を実現する一助になることを期待されています。企業の公式ウェブサイトでは、さらに詳細な情報が提供されていますので、ぜひチェックしてみてください。