AGESTとLazarus社が共同開発した新しいAIセキュリティプラットフォーム
株式会社AGEST(東京都文京区)は、米国のLazarus Enterprises, Inc.(以下、Lazarus社)との提携により、「自律型AIによる包括的サイバーセキュリティプラットフォーム『AGEST ZERO SHIELD』」の商用化に向けたPoC(概念実証)の提供を開始することを発表しました。このプロジェクトは、2026年7月末から始まり、同年9月には商用化を目指すとのことです。
サイバーセキュリティの重要性
近年、サイバーセキュリティの脅威はますます高度化しています。例えば、AIを用いた新手の攻撃手法が次々と登場しているため、防御側の企業や組織には、リアルタイムでの早期検知と迅速な対応が求められています。特に、「Claude Mythos Preview」などの先端技術がもたらす脅威に対抗するためには、従来の手法だけでは不十分です。
企業が抱える課題としては、データの主権問題、プロセスの複雑化、アラートの過多によるフラストレーションなどがあります。これらの問題に正面から立ち向かう必要があります。
AGEST ZERO SHIELDの特色
AGESTがクラウドソリューションとして提供する『AGEST ZERO SHIELD』は、以下の特長を備えています:
- - データ主権の確保:オンプレミスまたは閉域環境での使用ができ、海外企業へのソースコード送信を行わないため、企業は自社のデータを守ることが可能です。
- - 料金体系:トークンベースの課金ではなく、年間ライセンス固定料金制なので、コストの計画が立てやすくなります。
- - 継続的なアップデート:特化したAIモデルが継続的にバージョンアップされることで、最新の脅威に対抗できます。
Lazarus社との加盟による独自のハーネスとLLMチューニングアルゴリズムは、高い脆弱性ハンティング機能を実現しています。具体的には、FFmpeg H.264のスライスカウンターに関する脆弱性など、従来手法では検知できなかった脆弱性の発見に成功しています。
商用化に向けた展望
AGESTは今月末から、多くの企業とのPoCを開始し、実際のビジネス環境における検証を行います。すでに多くの引き合いを受けており、商用化に向けてのさらなる協議が進められています。今後は、導入コンサルティングやパートナーシップの構築にも力を入れ、より多くの企業に『AGEST ZERO SHIELD』の導入を提案していく予定です。
また、今後追加予定の機能には、ライブターゲットのモニタリング機能や自律AIによるペネトレーションテストが含まれ、さらなる安全性を追求します。
さまざまな脅威への備え
サイバー攻撃の手法が多様化する中、これまで無視されてきたような脆弱性も組織の命運を左右する可能性があります。AGESTは、顧客の製品品質向上だけでなく、高度なデジタル社会の発展に寄与することを目指しています。
この新プラットフォームは、企業にとってのセキュリティの在り方を根本的に変える可能性を秘めています。今後の動きに注目です。