ワタミエナジーが新たな電力プラン「森林応援でんき」を発表
東京都大田区のワタミエナジー株式会社は、電力の利用に応じて森林保全に寄与する「森林クレジット」を獲得できる新たな法人向けプラン「森林応援でんき」の販売を開始しました。このプランは、企業が日々の電力使用を通じて自然環境を守る手助けをすることを目的としています。
脱炭素社会の実現に向けて
近年、多くの企業が脱炭素経営の必要性を感じていますが、どこから手をつければ良いのか、またコスト面からの不安を抱える声も多く聞かれます。「森林応援でんき」は、そのような企業にとって非常に理にかなった選択肢です。このプランに契約することで、電気の使い方を変えるだけで具体的な環境貢献が可能になります。
「森林応援でんき」の基本的な仕組み
「森林応援でんき」は、契約企業の電気使用に応じて自動的に森林クレジットが貯まる仕組みです。企業は電力を使用することで森林の保全活動や再生事業に寄与でき、自身の環境貢献状況を「見える化」することが可能です。これにより、企業は社会的責任を果たしながら、サステイナブルな経営を進めることができます。
森林クレジットの活用方法
自社で蓄積した森林クレジットは、様々な用途に利用可能です。具体的には、企業のイベントやキャンペーンにおけるCO₂排出量のオフセットや、環境配慮型製品の開発、さらには行政への環境報告書の作成時の実績としても活用できます。このように、企業は自社の環境への影響をより良く管理し、具体的な施策に結びつけることができるのです。
森林保全の重要性
栄養不足や荒廃が問題視されている日本の森林。ワタミエナジーは、この分野においても積極的に取り組んでいます。電力供給の力を借りて、森林の管理や地域の再生機能を強化し、持続可能な地域づくりを進めていく方針です。今後は、森林クレジットの創出エリアを拡大し、再生可能エネルギーとのさらなる連携を図ることで、より多くの企業や地域が参加できる環境を整えていく予定です。
企業概要
- - ワタミ株式会社: 1986年に設立され、国内外の飲食や宅食、農業、環境事業など多岐にわたる事業を展開する企業です。本社は東京都大田区に位置し、代表者は渡邉美樹氏です。
- - ワタミエナジー株式会社: 1998年に設立され、全面的な電力供給や地域電力支援に注力しています。こちらも同様に東京都大田区に本社があります。
【公式サイト】:
ワタミ株式会社 |
ワタミエナジー株式会社