ファッション・ウィークを新たな視点で捉えた「MY RUNWAY」
昨今、ファッション業界において注目を集める取り組みが「MY RUNWAY」です。これは、株式会社STEKKEYが主導し、一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構の協力の下、開催された企画で、国内外で活躍する写真家たちが、ファッション・ウィークの魅力を新たな視点で切り取ったものです。
独自の視点で展開されるプロジェクト
「MY RUNWAY」は、東京で行われた「Rakuten Fashion Week TOKYO 2025 A/W」において実施されました。このプロジェクトでは、ファッションショーや会場の独特な雰囲気、さらには来場者の姿を捉え、ファッションの魅力を多面的に発信しています。特に、コレクションのルック写真とは異なるアプローチで、デジタルメディアを活用して情報を発信することが特徴です。
フォトグラファーの選定
今年のシーズンでは、ショー撮影を担当したのは、小見山峻氏。彼は2018年に「JW アンダーソン」によるキャンペーンで、ただ一人の日本人ファイナリストとして選ばれたことで知られています。別のフォトグラファーであるmitograph氏が、来場者やイベント周辺のスナップショットを担当し、二人の異なるスタイルでファッション・ウィークを彩りました。
参加したブランドとスナップ撮影
「MY RUNWAY」には、フィジカルショーを行った32ブランドのうちの18ブランドが参加しました。参加ブランドには、HOUGA、FETICO、yoshiokubo、NON TOKYO、MSMLなどが名を連ねています。特に、ファッションスナップの撮影には、17ブランドに協力いただき、延べ256人のモデルやタレントが登場しました。参加者には、高橋愛さんや朝倉海さん、馬場ふみかさんなど、多様な顔ぶれが揃い、様々なスタイルの瞬間が切り取られました。
フォトグラファーのプロフィール
小見山峻氏は、神奈川県横浜市出身の写真家で、2014年から本格的に活動しています。彼の作品は、フィルムカメラを通じて現実の出来事を捉えることが特徴で、そのエモーショナルな作品は多くの人々に感動を与えています。一方のmitographこと三戸心平氏もまた、NYを拠点に国際的に活動しており、世界のファッションシーンを記録し続けています。
STEKKEYのビジョン
株式会社STEKKEYは、2018年に設立されて以来、ファッションやビューティーの分野でデジタルコミュニケーションを通じて数多くの企業と関わってきました。代表の砂押貴久氏は、長年にわたる経験を基に、顧客の問題解決を図る新たなコミュニケーションデザインを提供しています。STEKKEYは、様々な業界の課題に対し、クリエイティブな発想で挑む姿勢が評価されています。
この「MY RUNWAY」が、今後どのようにファッション業界に影響を与えるのか、そして新たなトレンドを生み出していくのかが楽しみです。ファッションの新しい側面を楽しむ機会として、この取り組みにはぜひ注目していきたいと思います。