幼稚園におけるタブレット教育の効果を考える
近年、デジタル教育が進む中、幼稚園においてもタブレットを使用した教育方法が注目を集めています。特に、学校法人信学会とキャスタリア株式会社が共同で実施した「iPad実証授業」は、タブレット教育の有用性を探る重要な試みとなっています。
iPad実証授業の経緯
このプロジェクトは、2012年から始まり、最初の授業は佐久幼稚園で行われました。以降、長野幼稚園でも実施され、2013年10月以降は「iPadキャラバン」として各地の幼稚園や保育園を巡り、タブレット教育の普及を目指しています。
実施にあたり、保護者へのアンケート調査や「ひらがなの書き順テスト」を通じて、タブレット教育がどのような効果をもたらすのかを具体的に検討してきました。これにより、幼児教育の質を向上させる手法や、保護者の期待感も視覚化されつつあります。
実証研究報告会の概要
このたび、タブレット教育の成果をふまえた実証研究報告会が2013年12月13日(金)に開催されます。会場は東京都港区のクラブハウス会議室にて、参加は無料で、定員は20名に限定されています。
当日は、学校法人信学会の常務理事小林経明氏、次世代教育開発部長栗林聖樹氏、上越教育大学の准教授大森康正氏が、実施意図や実施状況、成果についての報告を行います。さらに、参加者とのディスカッションを通じて、タブレット教育の今後の可能性について意見交換を図る予定です。
幼稚園教育の新たな可能性
今回の報告会は、タブレット教育の実績を基に、どのように既存の幼児教育手法と融合させるか、また保護者が抱く期待にどう応えるかという重要な課題を議論する場となります。タブレットを用いた教育は、単なるテクノロジーの導入にとどまらず、子供たちの学びをより深め、豊かにするための新たなツールと考えることができるでしょう。
参加を希望される方は、事前にWebフォームから申し込みが可能です。タブレット教育に興味のある方、幼児教育の未来について考えたい方は、ぜひこの機会にご参加ください。多くの皆様のご共参加をお待ちしております。
【参考】
- - 学校法人信学会: 幼児教育から高等教育までを網羅する日本最大級の教育法人。公式サイト こちら
- - キャスタリア株式会社: 教育向けデジタルコンテンツのソリューション開発企業。公式サイト こちら
タブレット教育のさらなる発展に向け、皆で意見を分かち合い、未来を描いていく場として、この報告会が充実したものになることを期待しています。