兵庫県川西市で、令和6年8月に小学生と中学生を対象としたEnglish Summer Campが開催されました。このイベントは、川西市内で教鞭をとるALT(外国語指導助手)たちとの交流を通じ、子どもたちが生きた英語に触れる機会を提供することを目的としています。約140名の子どもたちが参加し、様々なテーマで英語を学び楽しみました。
イベントは、年齢に応じて未就学児から中学生までの参加者に分けられ、それぞれ異なる体験が用意されました。中学生向けの取り組みでは、「自分たちの街、川西を紹介しよう」というテーマのもと、ALTたちと共に市内の名所を巡りながら英語でコミュニケーションを図るアクティビティを行いました。参加した川西市内の中学校の生徒たちは、実際に市役所やショッピングモールを訪れ、自分たちの言葉で川西市の魅力を発信することに挑戦しました。生徒の一人は、「伝えたいことを考えながら英語を話すのは大変だったけれど、伝わったときはすごく嬉しかった」と、達成感を述べていました。
小学生以下を対象とした取り組みでは、英語に触れるきっかけとして「数を使った歌や遊び」や、「オリンピックに関連するスポーツ」をテーマにしたプログラムが行われました。保護者らからは「子どもが英語に親しむ良い機会になった」との声も上がり、参加した子どもたちも英語を学ぶ楽しさを実感することができたようです。特に、小学校低学年の参加者たちは、「優しい先生たちと楽しく遊びながら英語に触れられて嬉しかった」と話していました。
フィリピンから新たに来日したALTのArlyn Demafilesさんも体験を振り返り、参加者との交流が双方向の学びにつながったと感じているようです。彼女は「生徒たちに案内を受けながら、日常生活で必要な情報も得ることができて良かった」と、英語の実践の場としてのイベントへの期待を述べました。
川西市のEnglish Summer Campは、子どもたちにとって英語を学ぶだけでなく、新たな経験を通じて自信を持てる機会となったことは明らかです。今後もこのようなイベントが続いていくことを期待しましょう。