子どもたちが選んだ!オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の授業評価
2025年6月、株式会社NIJINが運営するオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」が不登校や学校に馴染みづらい子どもたちのために実施した授業アンケートの結果が発表され、多くの注目を集めています。この学校が目指しているのは、子どもたちが自分らしく学べる場を提供し、彼らの声を教育に反映させることです。
アンケートの概要
授業アンケートでは、子どもたちが「良かった」と思える授業について、次の三つの観点で評価されました。
- - 友達にすすめたい授業
- - もう一度受けたい授業
- - 将来役に立ちそうな授業
回答には、授業アーカイブ動画を視聴しながら具体的なフィードバックが寄せられました。このプロセスは、教育の質を向上させるための重要な手段であり、アンケート結果は教職員に限らず、子どもたちにも共有され、実際の授業改善に活かされています。
人気授業の特徴
興味を引く授業が高く評価され、特に人気を博したのは「マインクラフトでEnglish」と「歴史と広告のコラボ授業~遣唐使を募集せよ」という教科横断型の授業です。これらの授業は、子どもたちが主体的に関わることができる環境を作り出し、「自由に発言できた」「自分のアイデアが形になった」といった体験を通じて、彼らの学びを深めています。
教師力の重要性
NIJINアカデミーの授業の成功要因の一つに、元教員を中心に構成されたスタッフの「教師力」があります。この教師力とは、単なる教科書の教育や効率を重視する知識の詰め込みではなく、子どもの興味に寄り添い、興味を持たせる「設計力」と子どもたちとの対話を重視する「対話力」に支えられています。例えば、「広告制作」というテーマを通じて国語・社会・美術・情報といった複数の教科に結びつける授業が行われ、子どもたちの「やりたい」という意欲を大切にした学びが展開されています。
保護者の反響
保護者からは高い評価が寄せられており、「家庭科は子どもだけでも進められるように準備されていて感動した」といった感想や、「学校では学べない生きる力を育んでいる」との声が届いています。このように、保護者も子どもたちの学びを通じて多くの学びを得ている様子が伺えます。
今後の展望と教育の新たな形
今後、NIJINアカデミーは、授業の改善や教育環境の向上に向けて、子どもたちの声を積極的に取り入れる方針を継続します。「教える」だけの教育から「一緒につくる」という双方向の学びへとシフトし、より多くの子どもたちが学ぶ意義を感じられる場を提供することを目指しています。
NIJINアカデミーの基本情報
NIJINアカデミーは2023年9月に開校した不登校小中学生向けのオルタナティブスクールで、全国38以上の都道府県から500名以上の生徒が在籍しています。教育理念のもと、希望を持って学ぶことができる環境を提供し、子どもたちの未来を切り拓くためのサポートを行っています。彼らの教育方針は、全ての子どもが自己の可能性を最大限に引き出せるように設計されています。
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株式会社NIJINについて
NIJINは「教育から国を照らす」という理念のもとに、教育課題を根本から解決することを目指しています。教育の未来に可能性を感じ、元小学校教師の星野達郎が創業したこの会社は、多様な教育つくりに向けた様々な取り組みを行っています。
所在地:東京都江東区常盤2-5-5
設立:2022年4月1日
代表者:星野達郎
事業内容:教育課題解決に向けた様々な事業を展開しています。