産後うつへの取り組み
2021-11-17 12:17:46
オンラインカウンセリングと育児コミュニティが手を組み、産後うつ対策を強化
産後うつへの新たな挑戦
最近、コロナ禍の影響で育児中のママたちの心の健康が大きな問題となっています。最新の研究によると、産後うつのリスクを抱える母親はなんと4人に1人。このような状況を踏まえ、オンラインカウンセリングを提供する「Countel」と妊娠や育児に関するコミュニティ「ベビカム」が提携し、産後のメンタルサポートを強化することが決まりました。
産後うつの実態
子育ては本来、喜びや愛情に満ちたものであるべきですが、孤立した環境で育児をすることが多くなり、メンタルの負担が増大しています。特に対面での交流が減っているため、親たちはますます孤独を感じるようになっています。結果、心の疲れが蓄積し、産後うつに繋がる危険が高まっているのです。
Countelとベビカムの提携
Countelは、慶應義塾大学の医学部生によって設立された会社で、育児中の親の心の健康を守るために、新たなコミュニケーションの形を目指しています。その一方で、ベビカムは23年の運営実績を元に、妊娠や育児に関する豊富な知見をもっています。この度の業務提携により、それぞれの強みを生かして、より効果的なサポート体制を築くことが可能になります。
定期的な共同リサーチの実施
両社は、育児中の親を対象にしたリサーチを定期的に実施しています。このリサーチでは、産後うつだけでなく、乳幼児育児中の精神的な不調を抱える人々の実態や、具体的に何に悩んでいるのかを把握し、その情報を基にサポート内容を見直していく計画です。さらに、父親の産後うつリスクについても調査を行い、幅広いデータを集めていく予定です。
新たな相談プラットフォームAnSの開発
この提携の成果として、Countelが開発中の1on1相談プラットフォーム「AnS」が注目されています。AnSでは、育児中の親が必要なときに先輩ママや専門家に気軽に相談できるサービスを提供します。相談の形式としてはビデオ通話を予定しており、ユーザーは心の安堵を得られるコミュニケーションを期待できます。
メンタルヘルス支援の新しいかたち
AnSは、従来のカウンセリングのように予約や料金の心理的ハードルを取り除き、誰でも気軽に利用できるサービスとしての提供を目指しています。インターネット社会において、情報過多で不安感を抱える人々に寄り添う相談相手を見つけることが求められている中で、Countelとベビカムは共にこの課題に取り組んでいきます。
結論
最初のサービス提供は2022年12月から2023年1月にかけて行われる予定です。さらなる詳細情報については公式ウェブサイトをチェックしてください。また、提携に関連するイベントはすべてYouTubeで視聴可能ですので、ぜひご覧ください。
この提携は、育児中の親たちに新たな希望をもたらすことでしょう。こうした取り組みが広がり、すべての育児家庭が安心して育児に臨める社会が実現することを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Countel
- 住所
- 東京都杉並区
- 電話番号
-