近年、障がい者雇用は社会的な重要性が増してきています。しかし、ただ雇用機会を提供するだけでは不十分です。株式会社マイナビパートナーズとキモチプラス株式会社は、障がい者の自己理解とセルフケアを重視した新たな取り組みを開始しました。このプログラムは、両社が連携し、障がい者が職場で長続きし、活躍できるような環境を提供することを目的としています。
マイナビパートナーズの取り組み
マイナビパートナーズは、障がい者雇用支援において700社以上の企業にコンサルティングを行ってきました。その中で、就労前からの支援として、障がいのある学生を対象とした12ヶ月の有給プログラム『Career Create Program』を実施。このプログラムは、障がい者の就労準備性を高めることを目指しています。
現在、プログラムには60名以上の学生が参加しており、既に就職を果たした者もいます。このように、実践を通じて得た知見は、障がい者の定着と活躍に必要な自己理解とセルフケアの重要性を浮き彫りにしました。
キモチプラスとの連携
キモチプラスは、障がい者が自らのコンディションを記録し、管理するための支援ツールです。このツールを導入することで、障がい者自身が自分の状態を理解し、体調の変化に対処する手段を持つことが可能になります。両社はこのツールを利用し、定着支援を実現するための協力関係を築いています。
実績と体験談
『Career Create Program』の受講者からは、日々の状態や変化を可視化できるようになったことで、体調管理がよりしやすくなったとの声が寄せられています。この仕組みを利用することで、日常の体調の変動を把握し、その記録を通じて適切なフィードバックを行うことが可能になりました。結果として、研修の質が向上し、より個別具体的な支援へとつなげることができています。
企業への提案
マイナビパートナーズは、障がい者の雇用に取り組む企業に対し、キモチプラスを活用することで、面談だけでは把握しきれない社員の状態を可視化できることを提案します。具体的には、状態の変化を記録し、それに基づいてセルフケアの手段や必要な配慮を整理することが可能となります。
両社の期待する未来
キモチプラスの推進を通じて、障がい者がより良い環境で自身の能力を発揮できるよう、企業側の受け入れ体制も整えていく必要があります。また、両社が協力することにより、これまで以上に質の高い障がい者雇用が実現可能になると期待されています。企業は障がい者の特性を理解し、必要な支援を行うことで、彼らが自らの能力を最大限に発揮できるようサポートしていくことが求められています。これが、今後の障がい者雇用の質を向上させる鍵となるでしょう。