大阪で新たに羽毛リサイクルプロジェクト始動
大阪府で新しい取り組みとして、不要になった羽毛製品を地域のために活用する羽毛回収プロジェクトが始まりました。このプロジェクトは、寝具メーカーの「株式会社エイティー今藤」、羽毛原料メーカーである「河田フェザー株式会社」、そして地域福祉を支える「共同募金会」の三者が連携して実施するものです。
このプロジェクトは、鹿児島県や福岡県に続く3例目の取り組みです。羽毛製品の回収を通じて、資源の循環だけでなく地域社会の福祉活動にも貢献することが目指されています。
キックオフセレモニーの開催
プロジェクトの開始を記念するキックオフセレモニーが2025年11月16日(日)の午後1時から2時まで、イオンタウン茨木太田店内の「my makura Bed」で行われます。このセレモニーには、株式会社エイティー今藤のエリアマネージャーである高木洋介さん、大阪府共同募金会の内藤佳那子さん、茨木地区共同募金会の会長である上田嘉夫さん、エコランドの黒田健さんが参加予定です。
当日は取材も歓迎されているとのこと。この機会にぜひ現地を訪れて、プロジェクトの詳細を知ることができればと思います。
プロジェクトの仕組み
本プロジェクトでは、以下の仕組みで羽毛製品の回収と寄付が行われます。まず、my makuraの回収店舗で不用な羽毛製品を回収し、続いてエコランドがその製品を買取ります。この売却代金の全額は、茨木地区共同募金会に寄付され、地域福祉活動に活用される仕組みです。
また、回収された羽毛製品は河田フェザー株式会社によって高品質なリサイクル羽毛に再生され、新たな羽毛製品として生まれ変わります。これにより、貴重な資源としての羽毛が有効活用されるだけでなく、地域社会への支援も実現することになります。
河田フェザー株式会社の歴史
河田フェザー株式会社は、明治24年(1891年)に東京で創業し、現在では国内唯一の羽毛素材メーカーとして羽毛一筋に歩んできました。1970年代には、国内のダウンジャケットブームの先駆けともなり、その後も羽毛市場の発展に寄与し続けています。
同社は、羽毛の品質向上を最優先の使命と考えており、ハイレベルな羽毛精製のための環境を求めて日本各地を探し、一級品の羽毛精製を実現するために三重県明和町に拠点を構えました。現在も高品質な羽毛を提供し続けるため、検査や試験を徹底し、安心・安全な製品づくりに努めています。
社会貢献を拡大する意義
大阪でのこの新プロジェクトは、環境への配慮だけでなく、地域社会への貢献を目指すものです。不用なものを捨てるのではなく、より良い形で循環させることで、私たちが暮らす地域も活性化し、次世代のためにもつながります。皆さんも、このプロジェクトに参加し、地域福祉活動を応援してみてはいかがでしょうか?
詳細については、株式会社河田フェザーの公式ウェブサイトもご覧ください。
河田フェザーの公式サイト。