公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院の100周年
大阪市北区に位置する公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院が、2025年に設立100周年を迎えます。創立者の田附政次郎氏の思いを受け継ぎ、当院は医療技術の進化とともに地域社会に貢献してきました。これを記念し、様々な新プロジェクトがスタートします。
100周年に向けた特別な一年
この4月より、田附興風会は“周年イヤー”としての意味を込め、さまざまな取り組みを行います。主な内容として、「予防医学棟」の建設が挙げられ、最新の医療環境を提供し、地域の皆様の健康を守ることを目的とします。また、生誕100周年を記念した特設Webサイトも公開され、様々な特典やイベント情報が提供されます。
予防医学棟の概要
新設される予防医学棟は、地上6階建てで、延べ面積は約4,900平方メートルを誇ります。1階には「100周年記念ホール(仮称)」が設けられ、市民が気軽に利用できるスペースとして利用されます。完成は2027年10月を予定し、地域の健康を守る拠点となることを目指しています。
100年の歴史とその歩み
設立当初、創立者の田附政次郎氏は、京都帝国大学医科大学附属医院における体験から医療者に対する感謝の気持ちを抱くようになり、この寄付が財団設立のきっかけとなりました。1930年代の大阪大空襲や、戦後の進駐軍による接収など、多くの困難を乗り越え、再開院を果たした北野病院は、地域の基幹病院としての役割を果たしてきました。
記念事業の数々
今後、記念事業としてアニバーサリーマークや記念ムービーを公開。特に注目すべきは、世界的に著名な建築家・安藤忠雄氏との特別対談コンテンツです。この対談では「これからの大阪」「医療に求められる未来」について話し合われ、より良い医療環境についてのビジョンが共有されます。
建設資金への協力のお願い
予防医学棟の建設にあたり、昨今の建設費用の高騰も影響しており、皆様のご支援が必要です。ホームページから寄付を募っており、地域の健康を守るための取り組みにご理解とご協力をお願い申し上げます。2025年には募金状況に関する進捗もお知らせする予定です。
私たち田附興風会医学研究所北野病院は、この100周年を機に、さらなる成長と地域貢献を目指していく所存です。次の100年に向けた新たな挑戦にぜひご注目ください。