TXOneと日本電子
2025-05-29 10:52:04

TXOne Networksが日本電子のSEMI E187適合証明取得を支援し、半導体業界の安全性向上に貢献

TXOne Networksと日本電子の協力によるセキュリティ強化



TXOne Networksの日本法人であるTXOne Networks Japan合同会社は、日本電子株式会社のSEMI E187適合証明取得に際して貴重な役割を果たしました。これにより、国内の半導体製造業界におけるサイバーセキュリティの向上に大きく寄与しています。

セキュリティ規格「SEMI E187」とその重要性


半導体製造業界では、製造装置のネットワーク化が進むにつれ、サイバー攻撃のリスクが増加しています。中でも、サプライチェーン全体を狙った脅威が懸念されており、これへの対策が求められています。国際半導体製造装置材料協会SEMIは、2022年1月に装置出荷段階でのセキュリティ要件を定めた「SEMI E187」を発行しました。この規格の主な目的は、装置が出荷前に安全であることを確認し、マルウェア侵入のリスクを軽減することにあります。

日本電子の挑戦


日本電子は主要顧客からの要請に応えてSEMI E187への対応を進める必要がありましたが、その際には多くの課題が立ちはだかりました。特に、セキュリティ検査に関しては、従来の脆弱性スキャン製品ではOT環境に適用できず、どのように対策を講じるべきかが不明確でした。このような中、TXOneの「Elementシリーズ」が重要なサポートを提供しました。

Elementシリーズの効果


TXOneのセキュリティ検査ソリューションには、主に『Portable Inspector』と『ElementOne』が含まれています。これらはOT環境に最適化されており、マルウェアや脆弱性を効果的に検出できる機能を備えています。特に、Portable Inspectorはソフトウェアのインストール不要で、LEDで視覚的にスキャンステータスを確認でき、第三者機関への証跡としても活用できるレポート形式で結果を出力します。この機能は、日本電子がSEMI E187に適合するために不可欠なものでした。

日本電子は、Portable InspectorとElementOneによって、効率的な検査体制を実現し、わずか約5か月でSEMI E187の適合証明を取得しました。この成果は、日本電子の装置出荷前検査プロセスにどれほど効果的に組み込まれたかを示しています。

成果と今後の展望


この取り組みを通じて、日本電子は装置のセキュリティ要件にしっかり対応しつつ、グローバル市場における信頼性と競争力を高めることに成功しました。TXOne Networksも今後、産業用装置や半導体領域の安全性向上に向けた取り組みを継続し、より安全な産業インフラの構築に寄与していく所存です。

TXOne Networksについて


TXOne Networksは、OT環境のサイバーセキュリティソリューションを提供する企業であり、製造業や重要インフラ分野で豊富な導入実績を持っています。ネットワーク防御とエンドポイント保護を実現するために、TXOneはリアルタイムの防御アプローチを追求しており、今後も多様な分野でのセキュリティ支援を行っていきます。


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会社情報

会社名
TXOne Networks Japan合同会社
住所
東京都港区虎ノ門2丁目6-1虎ノ門ヒルズステーションタワー32階
電話番号

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