新たな支持基盤の登場
子育て環境の変化に伴い、保護者たちの多様な働き方が求められる現代。このニーズに応える形で、一般社団法人民間学童保育協会が新たに設立されました。本協会は、民間の学童保育施設を通じて、子どもたちの安全な居場所を提供し、ほかにも放課後の学びを促進することを目的としています。
コロナ禍での支援
新型コロナウイルスの影響を受けた時期には、多くの公的施設が閉鎖され、学校が休校となる中で、民間学童保育所は変わらず営業を続けました。そのような状況下でも、働く親たちのサポートを続けたことにより、子どもたちの学びを途絶えさせずに守り抜きました。
調査によると、全国で民間学童保育施設を利用している家庭は、およそ12.76%にも上るとされています。その背景には、民間学童が社会インフラの一部として機能していることを伺わせます。
親と地域の連携を強化
協会の設立にあたっては、国や地方自治体、小学校と密に連携を取り、学童保育の品質向上や、社会課題の未然防止に向けたさまざまな活動を展開する予定です。具体的には、保護者向けの情報提供や学童運営者への教育研修、社会課題に関する調査研究を計画しています。
主な活動内容
1.
保護者への情報提供:利用可能な民間学童保育施設に関する情報を、定期的に発信します。
2.
運営者教育:業界が直面する課題に対応するための運営者や運営スタッフ向けの研修を実施。
3.
調査研究:小1の壁や放課後の学びに関する問題に関する調査を行い、実態を把握します。
4.
政策提言:国や地方自治体へ向けた具体的な政策提言を通じて、子育て環境の改善を目指します。
5.
社会貢献の推進:学童保育を通じた社会貢献活動をさらに強化します。
シンポジウムの開催
さらに、今後の活動の一環として、設立シンポジウムを4月20日に開催します。こちらでは、「小1の壁」問題や学童保育の品質評価に関する講演や、パネルディスカッションが行われます。楽しみな内容が盛りだくさんです。
- - 日時:4月20日(木)10:00~12:00
- - 場所:港区立産業振興センターホール
- - 参加費:正会員は無料、それ以外の方は2,000円(税込)
皆様の参加を心よりお待ちしております。
未来を見据えた活動
一般社団法人民間学童保育協会は、遠藤奈央子氏を代表とし、各業界からのボードメンバーと共に継続的に取り組んでいきます。今後のニュースをお楽しみに。もっと詳しく知りたい方は、協会の公式サイトをご覧ください。
お問い合わせ先:一般社団法人民間学童保育協会事務局
URL:
https://minkan-gakudo.jp