がん検診研究の向上を目指すシンポジウム
がんは日本の主要な死因の一つであり、早期発見・治療が大切です。そのため、がん検診の重要性が増しています。公益財団法人日本対がん協会が主催するオンラインシンポジウムが、8月28日(水)15時から開催されることが決まりました。参加無料で、がん検診に関心のある方々にとって貴重な機会です。
シンポジウムの目的
このシンポジウムは、昨年度に実施されたがん検診研究助成事業の成果を広く知ってもらうことを目的としています。研究助成事業は「基礎研究」「臨床研究」「普及啓発」に分かれ、全18件の研究テーマが審査されました。今年度も新たに公募が行われ、より多くの研究者に支援が提供される予定です。シンポジウムでは、昨年度の研究テーマのうち5つが紹介され、今後の課題についても深掘りされます。
プログラム内容
シンポジウムは、開会挨拶から始まり、基調報告が行われ、その後に報告講演と討論が続く構成です。特に注目されるのが、最新の研究成果を発表する講演です。以下は講演内容の一部です:
1.
乳がん早期発見法の開発
- 順天堂大学からの報告では、血中DNA絵来の解析を使った乳がんの新たな早期発見法が紹介されます。
2.
AIとマンモグラフィの接点
- 東京医科歯科大学の准教授による講演では、AIの活用がもたらす影響が受診者の視点から考察されます。
3.
大腸がん検診と医療過疎地
- 特任助教が大腸カプセル内視鏡を用いた大腸がん二次検診の可能性について報告します。
4.
知的障害者のがん検診受診率
- 岡山大学からは、知的障害者の低い受診率をモニタリングする新たな方法が提案されます。
これらの講演を通じて、がん検診の現状や未来の課題についても議論され、参加者による質疑応答も行われます。特に、各専門家の視点を通じて得られる情報は、今後のがん検診の普及に寄与することでしょう。
参加方法と詳細
参加希望者は、8月21日(水)17時までに申込を行う必要があります。申込みは、
こちらのリンクから行えます。
がんという厳しい現実に立ち向かうため、がん検診の重要性や最新研究を理解することは非常に価値のあることです。ぜひ、参加してみてはいかがでしょうか。多くの方の参加をお待ちしています。
問い合わせ先
公益財団法人日本対がん協会 検診研究グループマネジャー 服部尚