新しいIoT製品の発表
2024-08-16 10:04:43

マイルサイトとモースマイクロが発表した新しいIoT製品群の全貌

マイルサイトとモースマイクロが発表した新しいIoT製品群の詳細



2024年8月16日、マイルサイト(Xiamen Milesight IoT Co. Ltd.)とモースマイクロ(Morse Micro PTY LTD.)の2社が共同で、革新的なIoTソリューションとして、Wi-Fi HaLowデバイス群を発表しました。これにより、低消費電力で高速なデータ通信が実現し、様々な業界に新たな可能性を提供します。

Wi-Fi HaLowとは?


Wi-Fi HaLowはIEEE 802.11ah規格に準拠した技術で、長距離かつ低消費電力での接続を可能にします。従来のWi-Fiと異なり、1GHz未満の周波数帯域で運用されるため、衝突を避けつつ長距離での通信が可能です。この技術は数千台のデバイスを接続できるため、スマートシティや農業、そして物流や医療など、様々な分野での活用が期待されています。

新製品の概要


今回発表された製品群は以下の通りです:
1. X1センシングカメラ
2. VS135ウルトラToF人数カウントセンサ
3. HL31 Wi-Fi HaLowゲートウェイ
これらの製品は、IoTデバイス間の接続と通信を一新し、卓越した信号到達範囲、電力効率、デバイス容量を実現しています。例えば、スマートシティソリューションでは、スマート照明や駐車場管理、廃棄物管理など、都市生活のクオリティを向上させるために使われます。

幅広い業界への対応


新しいWi-Fi HaLowデバイスは多様なアプリケーションに対応可能です。具体的には、

  • - スマートビルディング:正確な人数統計をもとにしたビルの自動化。
  • - スマートリテール:顧客体験を向上させるための価値ある情報提供。
  • - 農業:遠隔モニタリングや精密農業ツールによる作業の効率化。
  • - 物流と資産追跡:資産や在庫の安全な追跡が可能。
  • - ヘルスケア:遠隔医療ソリューションで患者ケアの質を向上。

これにより、様々な業界において新たなアプローチが可能になります。

パートナーシップの意義


マイルサイトのバイスプレジデント、江軍鴻氏は、「Wi-Fi HaLowはその堅牢な性能から、急速に世界で評価されている」と述べ、新製品の登場を喜びました。また、モースマイクロのフェロー、Neil Weste教授は、今回の製品リリースがWi-Fi HaLowの実際的な効果を示す画期的な一歩であると語っています。
同じくCEOのマイケル・デニル氏も、この取り組みがIoT業界にとって大きな前進であり、企業やコミュニティに卓越した接続ソリューションを提供できると自信を示しました。

供給状況と今後の展望


Wi-Fi HaLow版の製品群は現在、ほとんどの地域で購入可能です。顧客からの評価が待たれる中、これらのソリューションがどのように市場に影響を与えるか、今後の動向に期待が寄せられています。

まとめ


マイルサイトとモースマイクロの新しいパートナーシップは、IoT技術の進化を象徴するものです。多様な業界でのアプリケーションに対応することで、未来のIoT接続のあり方を示す一助となることでしょう。今後の動向にぜひ注目していただきたいと思います。


画像1

画像2

会社情報

会社名
Morse Micro PTY. LTD.
住所
Level 8, 10-14 Waterloo Street Surry Hills, NSW 2010
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。