キャニオンジャパン、日本円価格を改定
独自のバイクを提供するドイツのパフォーマンスバイクブランド「キャニオン(Canyon)」の日本法人、キャニオンジャパン株式会社が、2025年10月9日(木)午前7時01分より、日本円の販売価格を約10%引き上げることを発表しました。この決定には、為替変動の影響が大きく関与しています。キャニオンの公式ストアで販売されるすべての製品が対象となり、完成車やフレームセット、ギア、アウトレット商品も含まれます。
キャニオンの理念
キャニオンは創業以来、ライダーにとって手の届く価格で最先端の高性能バイクを提供することを使命としてきました。世界的なコスト上昇が続く中でも、ドイツ本国でのユーロ建て価格は保持し、できる限りライダーに喜んでもらえるよう努力してきました。このような背景には、ライダーに最高のバイクを楽しんでもらいたいという情熱が込められています。
日本円価格改定の背景
日本での販売価格は本国のユーロ建て価格に基づいて設定されており、為替レートの変動に影響を受けます。2024年11月の見直し以降、円安が進行したため、企業努力だけでは現行の価格を維持するのが困難な状況となりました。このため、キャニオンジャパンは日本円での価格を引き上げざるを得ない決断を下しました。
今回の価格改定について
- - 実施日時: 2025年10月9日(木)午前7時01分 (日本時間)
- - 対象: キャニオン公式ストアの全製品
- - 価格改定内容: 日本円価格を約10%引き上げ
よくある質問
- - Q1: 値上げ前に注文した場合、新しい価格は適用されますか?
A1: いいえ、新価格は新規注文にのみ適用されます。
- - Q2: 日本への配送でユーロ建て注文は可能ですか?
A2: いいえ、配送先の国に応じた通貨でのお支払いが必要です。
A3: キャニオン公式ストアの問い合わせフォームをご利用ください。SNSでの質問にはお答えできません。
価格改定後の取り組み
価格改定はキャニオンにとって苦渋の決断でしたが、ユーザー体験の向上を目指し、様々な取り組みを進めています。その中の一つが、「MYCANYON(マイキャニオン)」というカスタマイズプログラムです。このプログラムでは、全18種類のカラーバリエーションからフレームの色を選ぶことが可能です。今回、2025年ツール・ド・フランスでヤスペル・フィリプセン選手がマイヨ・ヴェールを獲得した際に使用した特別なグリーンカラー「Abell(エイベル)」も新たに選択肢に加わります。
さらに、ライダーの体格や走り方に適した一台をデザインするために、ステム長やクランク長、コンポーネントなどを自由に組み合わせられる柔軟性も提供しています。このようにキャニオンは、ただ「バイクを購入する」だけでなく、自分だけの「キャニオンを創る」体験を提供することを目指しています。
今後も製品の性能だけでなく、ユーザーエクスペリエンス全体の向上に取り組み、価格に見合う以上の価値を提供できるよう努めていく所存です。