ゼロリノベがリノベーション・オブ・ザ・イヤー2025で栄誉を獲得
株式会社groove agentが展開するリノベーションサービス「ゼロリノベ」が、2025年の「リノベーション・オブ・ザ・イヤー」で特別賞を受賞しました。これは、リノベーション協議会が主催するもので、206の応募作品の中から厳選された3部門での受賞が決まりました。特に「オンリーワン・クリエイティブ・リノベーション賞」に輝いたように、住まいのパーソナライズ化に向けた高い評価が寄せられています。
このアワードは、毎年優れたリノベーションプロジェクトを選び、同業界全体の魅力と可能性を広げることを目的としています。入選した60作品は、一般投票やメディア編集者による審査を経て選ばれました。中でも、入賞企業はわずか5社であり、ゼロリノベはその中のひとつとして名を連ねました。
特別賞受賞作品「異彩と異才」
特別賞を獲得した作品「異彩と異才」は、施主である漫画家の独特な感性を取り入れたもので、設計者との共創プロセスを経て完成しました。施主が望む「インテリアを楽しむ空間」を形にするため、従来の四角い部屋を脱却し、家具の配置や視線の流れに変化を持たせた不整形プランが採用されています。このような設計により、自宅でありながら創作活動を促進する余白のある空間が生まれました。
部屋の形状を変えることで、光の入り方や空間の奥行きにリズムを生み出し、生活の動線には自然な“ストーリー”が加わっています。その結果、施主自身の個性が表現された自由な居住空間が実現されました。審査員からは、施主の独自の感覚と設計者のアイデアが互いに共鳴した点が高く評価されました。
作品に見る新しい住まい方
近年、多くの人が「自分らしさ」を求める傾向にあり、空間のパーソナライズ化が進んでいます。「異彩と異才」では、この傾向に真正面からアプローチし、用途を固定しない大胆な間取りが高い自由度をもたらしました。審査員は、「この作品はただの住宅ではなく、自由で創造的な生活が可能な環境である」との見解を示しています。このようなオンリーワンのリノベーションが評価される背景には、多様な価値観を持つ住まい手のニーズが反映されています。
その他の入賞作品
ゼロリノベの中で入賞した他の2作品にも注目が集まりました。まず、「賢く紡いだ都市の家」は、築45年の中古マンションをリノベーション。その中で、存在感のある構造を最大限に活かしながら、不要なものを削ぎ落とす手法が評価されました。インテリアの淡い色合いや、リビングには十分な光が射し込む工夫が施されています。
さらに、「ふたりの間(あわい)」は、在宅勤務を行う夫婦が快適に暮らせる空間をテーマにしています。視線や距離感に配慮した設計が実現され、自然な光や風が入り込む居心地の良い家となっています。
ゼロリノベの理念
ゼロリノベは、中古住宅の購入から設計・施工、アフターフォローまでを一貫して行うオールワンストップのリノベーションサービスを提供しています。理念は「大人を自由にする住まい」であり、経済的にも空間的にも余白を残した生活スタイルを提案しています。SNSや独自メディア、YouTubeを通じて、毎月約391万人に住まいについてのヒントを発信しています。
この受賞は、ゼロリノベが提供する価値や理念が高く評価されている証であり、今後も多くの人々に影響を与えていくことでしょう。