ソラコム、生成AI搭載分析基盤
2024-07-17 13:46:24

自然言語で分析! ソラコムが生成AI搭載のIoTデータ分析基盤「SORACOM Query Intelligence」発表

株式会社ソラコムは、IoTデータの分析基盤サービス「SORACOM Query」に、SORACOMプラットフォームデータを読み込める機能を追加したと発表しました。さらに、生成AIを用いて自然言語で質問し、これらのデータを分析できる「SORACOM Query Intelligence」を発表し、2024年7月17日より利用希望者の受付を開始します。

「SORACOM Query」は、2023年7月に発表されたサービスで、お客さまのデータを保存し、複雑なクエリを含む解析を可能にする分析基盤を構築・運用することなく、大量のデータを効率的に扱うことができます。

今回追加された機能により、SIMの通信状況(セッション)の履歴、データ通信量、課金情報など、SORACOMのプラットフォームデータをデータベースに読み込めるようになりました。これにより、お客さまはデータの照会や検索を実行できるだけでなく、他のユーザーデータと統合することで、高度な管理や解析を行うことが可能になります。

「SORACOM Query Intelligence」は、最新生成AI技術を統合することで、SORACOMのプラットフォームデータに対して自然言語で質問し、その結果をテキストや図表で受け取ることができます。例えば、「接続・切断の頻度が高いSIMを一覧表示してください」と質問することで、接続が不安定なデバイスをリストアップし、原因の特定や対策の検討に役立ちます。

また、「特定のキャリアに接続した履歴のあるSIMを地図上に表示してください」と質問すれば、特定のキャリアに接続できず、別のキャリアの組み合わせが必要なエリアのレポートを生成するなど、IoTシステム管理者の分析やトラブルシューティング業務をサポートします。

これらの新機能を含む「SORACOM Query」は、Technology Preview版として提供され、利用を希望する企業は問い合わせが必要です。ソラコムは「IoTテクノロジーの民主化」を掲げ、IoTを軸に最新技術をより使いやすく提供することで、多くの活用事例とイノベーションの創出を目指しています。

株式会社MIXIのビジネスやカスタマーサポートのメンバーは、エンジニアやアナリストを経由せずに直接データを分析できるようになることで、業務効率や成果の拡大のみならず、データの民主化を更に進めることができると期待されています。

KDDI株式会社は、IoTを活用するお客さまが、無線強度が不安定な端末やSIMの異常動作などの際に、自社のサービスや運用への影響を調べることが容易になると考えています。「SORACOM Query Intelligence」は、専門知識がないお客さまでも対話型かつ直感的な調査を可能にするAI時代のIoTの管理・運用を実現する機能です。KDDI IoTアクセスならびにグローバルIoTアクセスでは、SORACOMテクノロジーを活用しており、本機能を合わせて活用することが可能です。

「SORACOM Query Intelligence」は、2024年7月17日より提供開始され、先進技術を検証利用目的でご利用いただけるTechnology Preview版として提供されます。ご利用を希望される企業は、ソラコムのウェブサイトから申し込みができます。

ソラコムは、世界180以上の国と地域でつながるIoT通信を軸に、IoTを活用するために必要となるアプリケーションやデバイスなどをワンストップで提供しています。製造、エネルギー、決済などの産業DXから、イノベーティブなスタートアップ、農業や防災など持続可能な地域社会を支える取り組みに至るまで、さまざまな業界・規模のお客様にご活用いただいています。


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会社情報

会社名
株式会社ソラコム
住所
東京都世田谷区玉川四丁目5番6号 尾嶋ビル3F
電話番号

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