新連載小説『暁を踏む馬』
2025-03-19 10:21:45

澤田瞳子さんの新連載小説『暁を踏む馬』が始動!歴史人物の波乱の生涯を描く

直木賞を受賞した作家、澤田瞳子さんによる新たな連載小説『暁を踏む馬』が、2024年4月1日から産経新聞の朝刊に登場します。この作品は東京・日本橋に位置する古美術店「壺中居」の共同創業者で、美術商として名を馳せた広田不孤斎の人生を題材にしています。広田は1897年に生まれ、1973年に亡くなるまで、特に中国陶磁器の美的価値を広めることに多大な貢献をしました。彼の生涯を通じて、大正から昭和にかけての日本がどのような時代であったかを描くこの作品は、澤田さんの7作目の新聞連載小説となります。

作品の舞台は、関東大震災や戦火などの困難な状況に直面した時代の東京です。そのような激動の中、広田と彼の盟友との波乱に満ちた物語が時代を越えて紡がれていく様子を、澤田さんはどのように表現するのか、非常に楽しみなところです。挿絵は、人気画家の大前純史さんが担当するとのこと。挿絵が加わることで、物語に新しい色合いが加わり、澤田さん自身の思いも新たな表現の窓を開けてくれることでしょう。

澤田瞳子さんのプロフィールは、1977年に京都で生まれ、同志社大学の文学部で文化史を学び修了した後、作家としての道を歩み始めます。2011年にデビュー作『孤鷹の天』で中山義秀文学賞を受賞した後も、『満つる月の如し 仏師・定朝』で新田次郎文学賞、そして『若冲』で親鸞賞を受賞するなど、次々と評価されてきました。2021年には『星落ちて、なお』で直木賞を受賞し、その名はより一層広まりました。その他にも『火定』『落花』『しらゆきの果て』など、多くの作品を執筆しています。

澤田さんはこだわりを持って構築した連載小説を書く際について、「通常、毎回のエピソードで盛り上がりを意識しつつ楽しんで書いています。また、挿絵が入ることで、想像もしていなかった表現が生まれることも魅力的です」と語ります。特に今年は昭和元年から100年という節目の年にあたるため、昭和の時代について再考させられるような作品になることを目指しています。さまざまな視点で歴史を紐解くこの新作に、ぜひご注目ください!


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