最近、株式会社Braceが展開するオンラインプラクティスマネジメントソフトウェア「b-align」が、AIを駆使した遠隔モニタリングソリューション「DentalMonitoring」との戦略的統合を実現しました。
この統合は、矯正歯科業界に革新をもたらすもので、患者の治療経過をリアルタイムで観察し、業務効率を大幅に向上させることを目的としています。従来の診療スタイルにとらわれることなく、矯正治療においても次世代のエコシステムが確立される見込みです。
フィリップ・サラー氏のコメント
DentalMonitoringのCEOであるフィリップ・サラー氏は、「この統合は、矯正歯科のワークフローを簡素化する重要なステップです。AIを活用した遠隔モニタリング機能をb-alignに統合することで、診療所はより迅速でパーソナライズされた治療を提供できるようになります」と述べています。
吉住淳のビジョン
一方で、Braceの代表取締役である吉住淳は、「テクノロジーを活用し、正しい歯列矯正をもっと身近にするというミッションに基づき、b-alignを通じて矯正歯科医が煩雑な事務作業から解放され、患者に集中できるようサポートしています」と語りました。今回のDentalMonitoringとの統合によって、b-alignは強力な臨床インテリジェンスを可能にし、効率的かつパーソナライズされた治療が提供できる基盤を確立しました。
b-alignの機能
「b-align」は、クラウドベースのプラクティスマネジメントシステムであり、電子カルテ、予約管理、会計、患者対応、さらには診療進捗を一元的に管理することが可能です。特に矯正治療の複雑なフローに焦点を当てて設計されたこのシステムは、日々の業務を劇的に効率化し、質の高い診療を実現します。
また、DentalMonitoringとの統合によって、医師は患者ページから直接DMを使用し、患者の登録や治療経過の観察ができるようになりました。これにより医師のワークフローが最適化され、必要な来院を削減しつつ、適切なタイミングでの治療介入が可能となります。
DentalMonitoringについて
DentalMonitoring自体も、AIに基づいて遠隔での患者モニタリングを行うことで注目を集めています。これは、患者が毎週スキャンを行い、リアルタイムでフィードバックを受けることで、医師が治療進行状況に応じた予約調整を行える仕組みです。
このように、DentalMonitoringは業界初の統計データ可視化機能を持つDM Insightsを通じて、治療戦略の改善やトレンド分析に役立っており、ブラケットやアライナーなど多様な治療段階に対応しています。
今後の展望
株式会社Braceは、今後も矯正歯科医院の成長を支えるためのテクノロジー提供に注力し続ける方針です。患者一人ひとりに最適な矯正治療を提供するため、最新の技術を駆使したワークフローを整備し、質の高い治療体験を提供していくことでしょう。この新たな組み合わせが、矯正歯科業界にどのような影響を及ぼすのか、注目が高まります。