新たな再生可能エネルギー活用の試み
2025年7月1日より、阪急電鉄が家庭で生成した太陽光発電の余剰電力を買い取る新プログラム「阪急エネトス」の受付を開始します。このプログラムは、一般の家庭が卒FIT(固定価格買取制度)を終えた太陽光発電システムから得た電力を、大阪ガスが小売電気事業者として購入し、環境価値付きの電力として阪急電鉄に供給するものです。
この取り組みは、環境保全を重視し、2050年に向けたカーボンニュートラル社会の実現を目指した阪急阪神ホールディングスグループの一環です。2027年度末までに1,000件の申し込みを目指しており、供給された電力は、阪急電鉄の駅内店舗や技術部門の事務所で使用されることになります。
特典の詳細
「阪急エネトス」に参加される方には、初回の電力買取時に特典が用意されています。具体的には、阪急百貨店の商品券1,000円分と阪急電鉄の乗車券2枚がプレゼントされます。これは、参加を促進するための大変魅力的な特典と言えるでしょう。
対象となる家庭
申し込みは、大阪ガスが設定した対象エリア内で太陽光発電設備を保有し、「買取期間満了通知」を受け取った家庭が対象です。具体的には、大阪、京都、兵庫(一部地域を除く)、奈良、滋賀、和歌山、さらに三重、岐阜、福井の一部地域が含まれます。このプログラムに関心がある方は、特設WEBページから手続きが可能です。
環境への貢献
阪急電鉄は今年4月から、全線(約143.6km)において鉄道用電力のCO2排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル運行」を実施しています。このような取り組みを通じ、温暖化の防止に向けた具体的な行動を進め、持続可能な社会の実現に向けて努力しています。
鉄道業界全体の取り組み
また、鉄道業界では、一般社団法人日本民営鉄道協会との連携を強化し、低炭素な輸送手段として鉄道の利用促進を目指して活動しています。共通のロゴマークとスローガンを定め、鉄道の環境に配慮した優位性を広めることを目指しています。
このような活動によって、私たち一人一人がエネルギーの使い方を見直し、持続可能な社会に向けた一翼を担うことが求められています。
もしあなたの家庭で太陽光発電を行っている場合、ぜひ「阪急エネトス」に参加し、自宅で発電したエネルギーをぜひ利用してみてはいかがでしょうか?
申し込み方法
「阪急エネトス」の申し込みは、特設WEBページから可能です。家庭でのエネルギー利用が、地域環境にも寄与することを期待し、皆さまの参加をお待ちしています。