Future OCR新バージョン
2025-12-22 11:32:55

AI-OCRサービス「Future OCR」新バージョンが業務効率化に貢献

フューチャーアーキテクトが提供する新AI-OCRサービス



フューチャーアーキテクト株式会社は、AIを活用した光学的文字認識(OCR)プラットフォーム「Future OCR」の新たな給与支払報告書(給報)読み取りサービスを2025年12月から提供することを発表しました。これにより、業務の効率化と精度向上を図っています。

給与支払報告書とは


給報は、事業者が従業員に支払った給与額を自治体に報告するための重要な書類で、毎年1月末までに提出が求められます。日本国内の給与所得者は約6,077万人にのぼるものの、この給報の電子化率は依然として低く、2024年度の実績では69.7%に止まっています。これにより多くの事業者が手作業でのデータ入力に依存しているため、業務負担が大きな課題となっています。

意義ある支援


フューチャーアーキテクトは、2021年よりSGシステム株式会社と協力して実運用に適したAI-OCRサービスを開発し続けており、2024年度には320万枚以上の給報データが読み取られました。この新バージョンでは、従来の課題を解決しつつさらなる精度と機能改善が図られています。

最新バージョンの特徴


新バージョンでは以下のような特徴が追加されており、業務効率化が期待されています。
1. 新レイアウトへの高精度対応
令和8年様式の給報に対応し、様々な印刷条件においても高い認識率を維持。
2. 読み取り項目の拡充
合計132項目に拡大し、個人別明細書や総括表の読み取り精度が向上したことにより、より詳細なデータを扱えるようになりました。
3. 給報仕分けエンジンの刷新
新たな仕分けエンジンにより、従来の帳票だけでなく新たな項目の自動判定が可能になり、仕分け精度が格段に向上。
4. 読み取り精度向上
個人別明細書の読み取り精度は平均99.2%に達し、エラーも20%削減。
5. 業務効率化の観点からの機能向上
結果確認画面を標準装備し、AIの判断に自信の弱い項目のみを確認することで、作業の手間を省きます。
6. インストールの容易さ
Windows環境にも対応し、インストール手続きが簡素化。

これらの新機能により、業務において求められるデータの取得が迅速かつ正確に行えるようになることを目指しています。

フューチャーアーキテクトの今後の方針


フューチャーアーキテクトは、「Future OCR」の開発と提供を通じて、自治体や企業の業務省力化に貢献し、限られた労働資源の有効活用を支援していきます。AI-OCR技術の向上に関しても、一層の発展を目指し、さまざまな業界での生産性向上を図ります。今後の展開に期待が高まります。

このように、フューチャーアーキテクトによる新しいAI-OCRサービス「Future OCR」は、給与支払報告書に特化し、業務の多くの課題を解決するためのツールとして大変期待されています。


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会社情報

会社名
フューチャー株式会社
住所
東京都品川区大崎1-2-2アートヴィレッジ大崎セントラルタワー
電話番号
03-5740-5721

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