新たなAIエージェントで目標設定を支援
パーソルホールディングス株式会社は、社員向けの新しいAIエージェント「目標支援コーチ」を2026年4月から運用開始します。この取り組みは、前段階である「管理職をラクにする」ための生成AIによる目標設定支援の進化形です。社員が自らの目標を見出し、質の高い設定ができるようにサポートすることで、管理職の面談負担を軽減し、特に女性の管理職比率向上を後押しすることを目指しています。
開発の背景と目的
パーソルホールディングスでは、管理職の業務負担を軽減すると同時に、社員の自律性を高めることを重視しています。この考えは、社員から寄せられた「部下の目標設定に多くの時間を要する」という声を受けて発展しました。まずは2025年10月から、463名の総合職正社員を対象に、7種類の目標設定に役立つプロンプトを提供し、利用状況をモニタリングしました。この結果、対象者の約半分がプロンプトをダウンロードし、利用後のアンケートでも8割が「役に立った」と回答しました。社員からは、目標設定が従来よりも1回の面談で済むようになったとの声も寄せられ、管理職にもプラスの影響を与えました。
AIエージェント「目標支援コーチ」の内容
この成功に基づき、次のステップとしてAIエージェント「目標支援コーチ」が登場します。「目標支援コーチ」は、社内専用のAI技術を活用し、社員一人ひとりに適切な問いを投げかけることによって、彼ら自身の内省を促し、根本的な課題に向き合う手助けを行います。
このAIエージェントは、ノーコード・ローコードで開発ができる「CHASSU CRE8」を利用し、個々の等級や課題に基づいた対話を展開します。これにより、社員はより具体的で実現可能な目標設定が可能になり、次なる障壁解消へとつなげることが期待されています。
女性管理職比率向上に向けた取り組み
パーソルホールディングスは、女性管理職比率の向上にも注力しています。具体的には、管理職業務の軽減と女性管理職候補者への研修支援に取り組んでいます。現場の負担を軽減することで、性別にかかわらず、誰もが管理職を目指しやすい環境を整備することが狙いです。また、女性管理職候補者にはメンターを配置し、スムーズな移行を促進するためのプレ管理職研修も実施しています。
DEIの実践と経営方針
パーソルグループ全体では、多様な人材の活躍を推進するため「DEI」の考え方を体現しています。ジェンダーダイバーシティ委員会を設立し、管理職比率の向上を目的に様々な施策を展開しています。トップコミットメントから制度・環境整備に努め、社員それぞれの多様性を最大限に活用することを目指しています。
まとめ
パーソルホールディングスが目指すビジョン、「はたらいて、笑おう。」の実現へ向けて、この新しいAIエージェント型目標支援コーチの導入が大きな役割を果たすことでしょう。2008年の企業名変更以降、人材派遣や各種アウトソーシングを行い、現在も進化を続けるパーソルグループ。AIの活用を通じて、社員の満足度、そして業務効率を向上させていく姿勢が印象的です。