幸たんぱく食の効果
2025-01-07 10:55:51

高齢者向け「幸たんぱく食」で身体機能の低下を防ぐ取り組み

高齢者向け「幸たんぱく食」の効果が実証



高齢化が進む現在、身体機能の低下を防ぐための取り組みがますます重要になっています。そんな中、株式会社シニアライフクリエイトが展開する高齢者専門の宅配弁当『宅配クック ワン・ツゥ・スリー』が注目を集めています。特に、筑波大学の山田実教授が監修した「幸(しあわせ)たんぱく食」に関する調査が、身体機能の維持に寄与する可能性があることを示しました。

たんぱく質の重要性



「幸たんぱく食」は、1食あたりたんぱく質20g以上を摂取できるお弁当で、特に低栄養やフレイルを予防するために設計されています。厚生労働省は、日本人に対し、1日あたり50~60gのたんぱく質の摂取を推奨しています。この基準を踏まえ、「幸たんぱく食」はその半分以上を一食で補えるような配慮がなされています。

調査内容と結果



調査は2023年11月から2024年5月にかけて行われ、デイサービスに通う高齢者を対象にしました。参加者は20g以上のたんぱく質を含む「幸たんぱく食」を6か月間摂取するグループと、通常の食事を摂るグループに分けられました。その結果、両群とも身体機能の低下が見られたものの、特に「幸たんぱく食」を摂取したグループでは、身体機能の低下が鈍化する傾向が確認されました。

具体的な数値では、筋肉の健康状態を示す指標の変化率が、幸たんぱく食を摂取したグループで-1.9%、非摂取グループでは-6.2%という結果が出ました。これは、たんぱく質の摂取が身体機能の維持に役立つ可能性を示唆するものです。

「幸たんぱく食」の特徴



この食事の特徴は、以下の3つです。
1. 高たんぱく質: 1食あたり20g以上のたんぱく質を提供。
2. 噛み応えのある食材: 咀嚼力を維持するために、しっかりとした食材が使われています。
3. 口腔機能の維持: 酸味や辛味のあるおかずが選ばれ、唾液の分泌を促す工夫も施されています。

「幸たんぱく食」という名称は、健康寿命を延ばし、幸せになってもらいたいとの願いが込められています。高齢者向けに設計されたこのお弁当は、健康を維持するための一助となることでしょう。

宅配クック ワン・ツゥ・スリーの取り組み



『宅配クック ワン・ツゥ・スリー』は、全国に353店舗を展開し、月間約300万食を提供しています。在宅の高齢者に向けて、宅配時に顔を見せることでの安否確認が行われており、顧客との距離が近いサービスを心がけています。さらに、配達時に異常を発見した場合の緊急対応も実施しており、地域密着型のサービスを展開しています。

会社情報



株式会社シニアライフクリエイトは、1999年に設立され、東京都港区に本社を置く企業です。高齢者向けの宅配サービスの他にも、食材卸やコミュニティサロンなど多様な事業を展開しています。健康寿命を延ばすことを目指し、今後もさらなる取り組みが期待されています。


画像1

画像2

会社情報

会社名
株式会社シニアライフクリエイト
住所
東京都港区三田3丁目12番14号ニッテン三田ビル6F
電話番号
03-5427-3981

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。