新しいホスピス型住宅『ReHOPE 岡山』が開設されました
2025年1月8日(水)、岡山県岡山市に、がん末期患者や神経難病を抱える方々を支える新しいホスピス型住宅『ReHOPE 岡山』がオープンしました。この施設を運営するのは、がん末期や筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者のための特化した医療サービスを提供している株式会社シーユーシー・ホスピスです。
CUCホスピスの使命
CUCホスピスは、「高齢者人口が増えている中国地方において、重病を患う方々に安心かつ自由な療養環境を提供したい」という理念のもと、ホスピス型住宅の運営を行っています。ホスピス型住宅とは、入居者が心身ともに快適に過ごせるような看護・介護を兼ね備えた住宅であり、全ての方に個別対応を徹底したサポートを行います。
施設の特徴
『ReHOPE 岡山』は、木造の地上2階建ての施設で、延床面積は1,432.12㎡。入居者のプライバシーと安全を考慮し、10.76㎡から13.66㎡の居室が50室用意されています。全室には必要なバリアフリー機能がついており、車イス使用者でも快適に過ごせる浴室も設けられています。また、24時間体制で看護師が常駐しており、安心の医療サポートを提供します。
増大する医療・介護の需要
岡山市では2020年から2045年にかけて高齢者人口が増加すると予測されています。高齢者の人口比率は26.1%から33.6%へと上昇し、将来的に3人に1人が65歳以上となる見込みです。これに伴って医療や介護の必要性が増し、自宅だけでなく施設での最終段階の支えが求められています。しかし、岡山市内で看護師が24時間常駐する施設は非常に限られており、その数はわずか5件程度。『ReHOPE 岡山』は、こうした環境の改善を目指して設立されました。
患者様とご家族のサポート
『ReHOPE 岡山』では、進行がんや難治性の疾患を抱える方が、自分らしい生活を送れるよう、スタッフが全力で支援します。医療と介護の専門職が連携し、柔軟なケアを提供することで、入居者の生活を豊かにし、家族にとっても安心できる環境を整えます。特に、ヤングケアラーやビジネスケアラーの方々の負担を軽減するために、質の高いサービスの提供を目指します。
さらなる展開に期待
CUCホスピスは、今後も中国地方を中心に、2025年9月までにさらに9つのホスピス型住宅の開設を計画しています。これにより、重病を抱える方々とそのご家族が安心して過ごせる場所を提供し続けることを目指しています。
概要
- - 施設名: ReHOPE 岡山
- - 所在地: 岡山県岡山市中区平井六丁目19番12号
- - 営業時間: 24時間対応
- - 建物構造: 木造 地上2階建
- - 延床面積: 1,432.12㎡
- - 敷地面積: 2,184.63㎡
- - 居室面積: 10.76~13.66㎡
- - 室数: 50室
- - 関連URL: CUCホスピス公式サイト
『ReHOPE 岡山』は、新しいホスピス型住宅のモデルケースとして、多くの人々に希望と安心を提供することを目指しています。