Live2D Cubism 5.3 alpha版の発表
株式会社Live2Dは、2Dイラストに立体的アニメーションを追加する革新的な技術「Live2D」の最新バージョン「Cubism 5.3 alpha版」を発表しました。この新たなバージョンは、特にクリエイターの皆様からのフィードバックを重視し、開発段階から機能を試してもらうことを目的としています。
新しい機能の特徴
「Cubism 5.3 alpha版」では、クリエイターにとって大変重要な新機能が追加されています。特に注目すべきは、10種類以上のブレンドモードです。これにより、オブジェクトの合成に関するカスタマイズが可能となり、更にリアルな表現を求めるクリエイターのニーズに応えてくれるでしょう。ブレンドモードは、カラーブレンドとアルファブレンドの設定を個別に行えるため、自由度が高く、より多彩な表現が実現します。
オフスクリーン描画
さらに、オフスクリーン描画機能が追加されました。これにより、複数のオブジェクトをメモリ内に描画し、その後キャンバスに転写することができるようになりました。この方法は、パーツ内のオブジェクトの重なりを考慮せずに不透明度を調整できるので、表現の幅を大きく拡げることができます。
エイリアス機能
また、新たにエイリアス機能も搭載され、設定された描画順によりオブジェクトやパーツを再び描画することが可能になりました。これにより、前髪に目や眉を透けさせる表現が手軽に行えるようになります。この新機能は、クリエイターの個性的なスタイルを強化するために役立つでしょう。
無料での利用とフィードバック
Cubism 5.3 alpha版は、ダウンロードして無料で利用することができます。詳細な利用方法やフィードバックの提出は、公式のnote記事を通じて行えますので、クリエイターの皆様はぜひご確認ください。特に、よくある質問や注意事項もまとめてあるため、初めての方でも安心してご利用いただけます。
開発スケジュールと今後の展開
アルファ版の期間は、ベータ版が公開されるまでとなっています。ベータ版の公開は6月下旬を予定しており、フィードバックの量によってはスケジュールが変更される可能性もありますので、注意が必要です。また、全てのフィードバックが採用されるわけではありませんが、可能な限り提案を検討し、より良い製品に進化させるために努力します。
Live2Dの未来に向けて
Live2Dは、アニメーション技術においてますます進化を続け、その可能性を広げています。同社は、クリエイターがイラストを描くだけでなく、思い通りにアニメーションを表現できるよう支援しています。今後も、皆様の期待に応えられるよう尽力してまいります。
詳細な情報については、ぜひ公式サイトやnoteをチェックしてください。リンクは以下にあります。