BTB創薬研究センター、米国親会社との組織再編を発表

BTB創薬研究センターの組織再編

株式会社BTB創薬研究センターは、2025年1月31日に米国のBTB Therapeutics, Inc.を最終親会社とする形で、三角吸収合併による組織再編を完了したことを発表しました。この再編成は、京都府京都市に本社を構えるBTB創薬研究センターにとって、新たな展開を迎える重要なステップとなります。

概要

BTB創薬研究センターは、2020年6月に京都大学の萩原正敏教授の創薬プログラムを基に設立されました。主な研究内容として、First-in-Classの非オピオイド鎮痛薬候補品であるENDOPINや、RNAの異常スプライシングを標的とした希少疾患およびがん免疫療法に向けた低分子化合物の開発に取り組んでいます。この機関の目的は、革新的な新薬を生み出すことで、医療現場に貢献することです。

公的資金による支援

創業以来、BTB創薬研究センターは日本医療研究開発機構（AMED）や京都府のグラントに採択され、約50億円という多額の公的資金の支援を受けております。このような資金援助により、研究開発を推進し、更なる発展が期待されます。新薬の研究は特に、慢性的な痛みを軽減する治療法や、希少疾患へのアプローチにおいて重要で、患者様の生活の質を向上させるための努力が続けられています。

新しいスタート

2025年以降、合同会社BTB創薬研究センターとして新たな一歩を踏み出すこととなります。代表取締役の高い技術力を持つTakashi Kiyoizumiが引き続きCEOを務め、米国の親会社との連携を強化し、より先進的な研究開発を進めていく意向です。新形式の会社体制では、グローバルな視点から革新が加速し、日本国内外での医療革新に寄与することが期待されています。

今後の展望

私たちの目指す未来は、BTB創薬研究センターが開発する新薬によって新たな治療法が生まれ、さらには多くの患者様の希望に繋がることです。今後も研究者、医療専門家、患者様との密接な連携を図りながら、革新的な医薬品の開発を続けてまいります。新たにスタートを切るこの機関の成果に、ぜひご注目いただければと思います。