NEXCO東日本とAUBAが共創プログラムを実施
NEXCO東日本と株式会社eiiconは、2024年8月1日から「E-NEXCO OPEN INNOVATION PROGRAM 2024」を開催することを発表しました。このプログラムは、高速道路の新たな提供価値の創出と社会的な課題の解決をめざすものです。
プログラムの背景
NEXCO東日本は、東日本の高速道路を管理し、地域をつなぐ重要なインフラ企業です。最近の社会変化に対応して、移動に関する新しい価値を提供する必要が高まっています。自動運転車や空飛ぶクルマの実現が近づいている現代、NEXCO東日本はその変化に適応しつつ、持続可能な運営の確立を目指しています。
今回のプログラムでは、さまざまな企業や団体が参加することで、テクノロジーやアイデアを持ち寄り、共創を進める枠組みが設けられています。特に、高速道路を使用するお客さまに向けて新たな体験価値の提供を模索する4つのテーマや、早急な対応が求められる課題への解決策を求める3つのテーマが設定され、合計7つのテーマから提案を募集しています。
参加企業と実証実験の詳細
これまでのプログラムでは、累計19社が採用され、そのほとんどで実証実験が行われました。今年度も2,500万円を超えるサポート費用が用意され、様々なフィールドでの実験が可能です。これには、3,943kmにわたる高速道路や328か所のSA・PAが含まれます。
募集テーマの詳細
プログラムでは、以下のテーマに対する提案を募集しています。
1.
次世代に向けた高速道路事業のアップデート
自動運転車やコネクテッドカーが普及する未来に向け、高速道路の利便性や安全性を向上させる提案を求めています。
2.
サービスエリア・パーキングエリアの価値向上
顧客体験の向上や地域経済への貢献を目指し、滞在型サービスの提供を考える提案が求められています。
3.
地域連携や新事業創出
NEXCO東日本が管理するデータや接点を活用して、地域活性化や新たなビジネスモデルの提案を歓迎します。
4.
サステナブルな事業運営
環境への配慮や社会的責任を果たすための提案が期待されています。
さらに、早急な対応が求められるテーマとして、以下の3つが紹介されています。
- - 長距離ドローンによる道路管理の効率化
- - 高速道路上の異常検知システムの構築
- - 構造物の点検効率化と自動化
参加方法と締切
参加を希望する企業は、2024年9月5日までにエントリーする必要があります。プログラムの詳細はオンライン説明会で確認でき、質疑応答も受け付けています。最終応募締切は2024年10月1日で、参加企業はその後、選考を経て実証実験に進むことになります。
結論
今後の交通社会や持続可能な社会を見据えたこのプログラムは、多くの企業にとって新しいチャンスとなるでしょう。ぜひ、志を同じくするパートナーとの参加を検討してみてはいかがでしょうか。