農家と消費者の絆を再び強くする新プロジェクト始動
1945年に設立された農業機械メーカーの
みのる産業が、農家と消費者の絆を取り戻すための新たなプロジェクト「らすとわん米る」を発表しました。このプロジェクトは、今や多忙な生活を送る消費者が農作物を手軽に美味しく楽しむ方法を提示します。近年の社会では、タイムパフォーマンスを重視するあまり、家庭での料理が簡便化し、農作物が丁寧に調理される機会が減っています。その結果、「美味しさの機会損失」が生じているのです。
「らすとわん米る」は、家庭での料理工程で農作物の美味しさを最大限に引き出すことを目的としています。消費者の生活スタイルに合わせて、調理時間を短縮し、農作物の本来の風味を活かした料理を提供できるよう工夫します。具体的には、プロジェクトの初期段階で「もち米」に焦点を当て、美味しく簡単に餅をつける機械「つき姫」の導入を行います。これにより、「毎日つきたてのお餅を食べる習慣」を創出し、農作物の消費を促進していく考えです。
農作物消費量の減少
近年、穀類や野菜、果実の消費量は年々減少傾向にあり、その原因の一つとして「簡便さ」と「経済性」が挙げられています。農林水産省はこの状況を危惧し、消費量を促進する施策を講じていますが、なかなか効果が現れないのが実情です。
この中で重要なのは、農家と消費者の絆が失われているという点です。「食べなさい」と言うだけでは消費が拡大するわけではなく、双方のニーズを理解することが必要です。みのる産業は、消費者が追及する時間の効率化が農作物の消費に影響を与えていると考えます。
また、一方で農家の効率重視は社会のトレンドに追いついていない現状もあります。農業は自然と共存する方法で成り立っており、作物の栽培時期や収穫時期は自然に依存しています。この違いが、農家と消費者の誤解を生む要因でもあります。
認識のギャップを埋める「らすとわん米る」
「らすとわん米る」プロジェクトでは、農作物本来の美味しさについての認識のズレを解消することを目的としています。基本的に、農作物は収穫したてが最も美味しいとされています。しかし、消費者の元に届く際には、輸送によってその状態が損なわれることが少なくありません。このため、消費される時点での作物の味わいは、農家が体験するそれとは異なるのです。
この誤解を解消し、農作物のポテンシャルを最大化するため、「らすとわん米る」は新たな挑戦を行っていきます。具体的には、短時間で本当に美味しい料理を家庭で再現することに重点を置くため、様々な工夫を凝らしていく予定です。
もち米プロジェクトの始まり
まず取り組むのは「もち米」です。そして、その第一弾としての餅つき機「つき姫」を通じて、消費者に「毎日つきたてのお餅」を楽しむことを提案します。このような取り組みを通じて、農家から消費者への絆を再生させていく願いを込めています。
農家からの支援
「らすとわん米る」プロジェクトの開始にあたり、多くの農家や地域農業団体から温かい支援をいただいております。この取り組みを通じて、農作物の本来の魅力を伝えると共に、消費者の皆様にも農業に対する理解を深めてもらえれば幸いです。
私たち、みのる産業株式会社は80年以上にわたり、農業界を支えてこられた農家の方々への感謝の気持ちを忘れず、今後もこのようなプロジェクトを通じて、農家と消費者の絆を取り戻す活動を続けてまいります。
ぜひ、この新しい挑戦にご期待ください。詳細は
みのる産業のコーポレートサイトと
つき姫の特設サイトをご覧ください。