業界初の常温保存可能なツナ製品向け紙容器が登場!
テトラパックが2026年6月17日、業界初となる常温保存が可能なツナ製品専用の紙容器「テトラ・リカルト®」を発表しました。この製品は、スペインの水産食品メーカーJealsaとの協力によって生まれ、スウェーデンの小売業大手Axfoodを通じて、すでに200mlサイズで市場に登場しています。今後、世界中の食品メーカーへの導入も進められる予定です。
革新的な包装技術
「テトラ・リカルト®」は、テトラパックの先進的な食品包装技術とJealsa社の高品質な水産食品製造ノウハウを組み合わせることで開発されました。この新しい紙容器は、従来の缶の代替として、特にツナ製品市場において新たな選択肢を提供します。この分野は、手頃な価格で長期保存が可能なタンパク源としての需要が高まっており、2030年までに約12%の成長が期待されています。
幅広い製品ラインナップ
「テトラ・リカルト®」は、多様なツナ製品に対応した設計となっており、スプレッド、フレーク、シュレッド、チャンクタイプといった各種製品に適用されています。これにより、各食品メーカーは、自社のブランドを差別化する新たな機会を得ることができます。
環境への配慮
この新型容器は、持ちやすく、扱いやすく、スペースを節約できるなど、消費者にとっても利便性に優れています。調査によると、80%以上の消費者が「テトラ・リカルト®」入りのツナ製品を購入したいと回答しており、58%は従来の缶包装よりも好ましいと認識しています。
さらに、環境面でも大きなメリットがあります。従来のスチール缶に比べて約85%、ガラス瓶に比べて約83%低いカーボンフットプリントを実現しており、持続可能な食品システムへの貢献も果たしています。最大71%がFSC™認証材からなるため、再生可能な森林資源の利用が促進されています。
店舗での視認性と効率化
丸型缶が主流だったツナ製品市場において、「テトラ・リカルト®」はそのユニークなデザインにより、高い視認性を誇ります。広い印刷面を活用することで、ブランドや製品情報を効果的に伝えられるほか、省スペースでの商品陳列が可能になり、売り場スペースの有効活用につながります。
既存の流通システムへの対応
また、この容器の直方体形状は、物流や保管においても効率化を実現します。EC事業者にとっても優れたピッキングと梱包が可能になり、ネットショップやミールキットへの展開にも適しています。オンライン上でもその特徴を十分に訴求できる設計です。
今後の展望
スウェーデンでの発売成功は、テトラパックとJealsaの協業がもたらした包装技術の革新を証明しています。今後、Jealsa社は自社ブランド「Rianxeira」や「Mare Aperto」、「Robinson Crusoe」などを通じても「テトラ・リカルト®」を導入し、市場に新たな価値を提供する計画です。これにより、タンパク質を手軽に摂取できるニーズに応えた食品市場はさらなる発展を遂げるでしょう。
日本市場への適応
さらに日本国内でも、静岡県御殿場市にある日本テトラパックの技術センターでは「テトラ・リカルト®」製品の開発支援が行われています。ここでは、他の容器からの切り替え時の品質評価を行い、迅速な製品開発が可能です。食品メーカーは自社製品に適用するための相談を受け付けており、新たな市場開拓へ向けた一歩を踏み出すことができます。
Jealsa社について
Jealsaは、1958年に設立されたスペインのファミリー企業です。68年の歴史を持ち、ツナや魚介類の缶詰製造からはじまり、さまざまな事業を展開してきました。現在では、イノベーションを重視し、食品業界でも確固たる地位を築いています。公式ウェブサイトでその詳細な情報をご覧ください。