次世代へ平和を
2025-08-18 13:19:24

被爆体験を語り継ぐ「Hibakusha Dialogue」で次世代へ思いを届ける

被爆体験を次世代に伝える「Hibakusha Dialogue」



8月8日、埼玉県さいたま市で、生活協同組合パルシステム埼玉が主催する「Hibakusha Dialogue」が行われました。このイベントは、広島で被爆した坂下紀子さんをお招きし、被爆体験を共有することで、平和の大切さを次世代に伝えることを目的としています。参加者は、約30人で、オンライン参加も可能でした。主催者の意識は、核兵器廃絶に向けた確固とした思いが込められています。

イベント進行役の古賀早織さんは、公益社団法人ピースボート災害支援センターから参加しました。古賀さんは、被爆者の体験がどれほど心に響くものかについて語り、参加者に対し、心を耕す時間を持つことの重要性を訴えました。特に、被爆者の証言を基にして核廃絶の大切さを深く考える機会を持つことが求められていると強調しました。

その後、坂下紀子さんが体験を語り始めました。彼女は、2歳の時に広島で被爆したため、実際の被爆の瞬間は記憶にありません。しかし、母や祖母から語り聞かされた被爆の記憶は彼女の心に刻まれており、その思いを「命のバトン」として受け継いでいます。坂下さんの母、叔母、祖母が当時どのように逃げたか、またその際に目にした光景についてリアルに語ってくれました。

笹森恵子さんの物語



古賀さんは、笹森恵子さんの感動的な言葉も紹介しました。笹森さんは、13歳の時に被爆し、その経験から「平和は使命だ」と強く訴え続けています。彼女は、辛い体験を経て、希望を持ち続けることの大切さを語り、参加者たちに勇気と行動力をもたらしました。

証言の重要性



「Hibakusha Dialogue」は、単なる被爆の証言を超え、参加者同士で意見交換をする場でもありました。それぞれの立場やバックグラウンドを持つ人が集い、核問題や平和について活発に議論が交わされました。過去の出来事を通じて得た教訓は、現在の私たちの生き方や次世代の価値観にも影響を与えることを考えるきっかけとなりました。特に、原爆投下によって生じた悲劇的な出来事は、決して忘れてはいけないものです。

次世代へのメッセージ



最終的に、参加者全員がそれぞれの思いを「平和へのメッセージツリー」に写し取ることができました。107枚のメッセージが集まり、平和の願いが一つの形として表現されました。このイベントを通じて、参加者は被爆の教訓と、今後の平和への貢献について真剣に考える機会を得ました。

2025年の国際協同組合年に向けて、我々はこれからも平和への願いを次世代に伝える活動を続けていくことを誓います。私たちの未来は、今の行動によって形作られるのです。


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会社情報

会社名
パルシステム生活協同組合連合会
住所
東京都新宿区大久保2-2-6ラクアス東新宿
電話番号
03-6233-7200

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