急成長する動画広告市場をリードするOff Beatの挑戦とクラウドファンディング

Off Beat株式会社の成長とクラウドファンディングへの挑戦

2020年6月に創業したOff Beat株式会社は、動画広告市場で急成長を遂げている企業です。27歳の社長、井手大貴さんが率いるこのクリエーター集団は、アニメや漫画に特化した動画制作プラットフォームを構築し、すでに120社以上の企業と取引を重ねています。

特に、コロナ禍の影響で私たちの生活スタイルが大きく変わる中、動画視聴時間は増加の一途をたどっています。このような背景から、動画広告への需要が急増しており、Off Beatはそのニーズにうまく応える形で、月に1000本以上の動画を制作する体制を整えてきました。

今回、Off Beatは「エディワークス」と名付けた新しい動画制作プラットフォームの立ち上げを目指し、2021年4月12日から株式投資型クラウドファンディングを開始します。このプロジェクトでは、資金調達を通じて企業へのサービス提供を強化し、新たなクリエーターの活動の場を広げることが狙いです。

クラウドファンディングの募集は2021年4月17日から19日までで、上限額は3000万円、1口10万円、最大5口までの投資が可能。これにより、Off Beatはさらなる資本力を獲得し、業務の拡大を図る方針です。

強みと実績

Off Beatの強みは、代表の井手さんとCOOの中村さんの前職での豊富な経験に支えられた営業力です。彼らは多くのクライアントとクリエーターを獲得し、依頼主の90%がリピーターになるほどの信頼を築いています。この成功の背景には、綿密な分業体制があり、企業からの短納期での大量発注に応じることができるため、多くのクリエーターに案件を振り分ける好循環が生まれています。

また、Off Beatは業界の相場よりも約30%安い価格設定を実現し、クライアントにとっても魅力的な選択肢を提供しています。

今後の展望

今後の展開として、Off Beatは「IPクリエイション事業」をスタートし、ライセンス収入の増加を図ります。特に、隠れた名作の漫画をアニメ化し、多くの人々に感動を届けるとともに、大手動画配信プラットフォームでの展開を目指します。さらには、アニメコンテンツを活かして海外進出を目指すなど、グローバルな視点でも成長を遂げたいと考えています。