健康経営の新たなステージへ
近年、企業が従業員の健康に積極的に関与する「健康経営」が注目されている中、博報堂DYメディアパートナーズは、健康経営支援プログラム「健診戦」の販売強化を発表しました。このプログラムは、株式会社ベネフィット・ワンと協力し、福利厚生や健康経営の支援を一層強化していくものです。
健康経営の重要性
健康経営とは、従業員の健康を経営戦略の一環として捉え、組織全体で健康促進を図る取り組みです。これにより、従業員の活力や生産性が向上し、最終的には企業の競争力向上にも寄与します。このような背景から、多くの企業が健康経営を重視し始めており、経営の一部として実施しています。
「健診戦」の軌跡
華やかなスタートを切った「健診戦」は、2019年に博報堂DYグループで行われた社内実証実験が基盤となっています。この実験では、従業員が自らの健康データを取得し、前年との比較によって改善度を可視化。良好な結果を得た場合には表彰される仕組みが取り入れられました。これにより、従業員自身が健康改善に取り組むモチベーションが高まりました。
実証実験では、参加者の健康意識を引き上げ、メタボリックシンドロームの改善など具体的な結果も得られました。その後、この成功を基に「健診戦」が開発され、引き続き定期健康診断を通じて実施されています。
ベネフィット・ワンとの連携
2022年からは『健診戦』を他の企業にも提供していましたが、今回は健康経営支援において豊富な実績を持つ株式会社ベネフィット・ワンとの共同プロジェクトが発表されました。ベネフィット・ワンは、会員企業に対して「健診戦」を提案し、博報堂DYメディアパートナーズがそのサービス導入をサポートします。
この連携により、さらなる健康経営の推進が期待されています。両社は、ベネフィット・ワンが有する健診代行サービスや保健指導サービス、健康ポイント制度などを組み合わせた新しいサービス開発にも挑戦する計画です。これにより、多くの企業で健康経営が実現することを目指しています。
デジタル技術を活用した今後の展開
博報堂DYメディアパートナーズは、今後も様々な協力会社やグループ各社との連携を強化し、デジタル技術を駆使したイノベーションを追求していく方針です。「健診戦」を通じて、健康経営の拡大を図り、健康管理が企業文化として根付くことを目指しています。
まとめ
健康経営は、今や企業の競争力を高めるために欠かせない要素となっています。「健診戦」の取り組みは、その一助として、多くの企業に健康的な職場環境を提供すると共に、従業員の健康意識向上を図ることのできる魅力的なプログラムです。今後の展望に期待が寄せられています。