CLINKS株式会社の男性育休取得率100%達成への道のり
CLINKS株式会社は、働きやすい環境を整える取り組みを進め、男性育児休業の取得率を9%から100%へと大幅に改善しました。これは、2016年から推進しているテレワークの導入や、社員のライフスタイルの充実を図るためのさまざまな施策によるものです。
育休取得に向けた社内教育の充実
CLINKSでは、管理職への育休に関する理解を深めるため、情報サイトを設立しました。ここでは育休の手続きや注意すべき点だけでなく、法制度や社会認識の変化についての研修動画も提供しています。これにより、管理職が正しい知識を持つことが促進され、社員が安心して育休を取得できる基盤が整いました。
出産祝い金と育児支援金の支給
さらに、社員には出産時にお祝い金が支給され、職場復帰までの間、育児支援金も毎月支給されています。これらの経済的支援が、男性社員が育休を取得する動機付けとなっています。特に、出産祝い金は社員の士気を高め、より多くの男性が育休を取りやすい環境を作る一助となっています。
「パパママ日記」での体験共有
また、育休を取得した社員には、「パパママ日記」として自身の育休体験をコーポレートサイトで公開してもらい、その内容を社内外に発信しています。この取り組みにより、育休取得が一般的であることが示され、他の社員への好影響を狙っています。これにより、育休に対するポジティブなイメージが社内で醸成されています。
相談窓口の設置
加えて、専用の相談窓口を設き、取得に対する不安や疑問を気軽に相談できる体制を整えています。これにより、男性社員が育休取得について気軽に質問でき、心理的サポートを受けることが可能です。
男性育休取得率の推移
厚生労働省の調査では、2023年度の男性育休取得率は約46.2%だったのに対し、CLINKSでは2019年度に9%から徐々に改善を重ね、2023年度にはついに100%に到達しました。この実績は、会社全体の意識改革と制度の強化が大きく寄与しています。
今後の展望
CLINKSは、今後も引き続きワーク・ライフ・バランスの実現に向けた施策を推進し、社員がパフォーマンスを最大限に発揮できる環境の整備に積極的に取り組んでいく方針です。これからも、社内の変革を進めることに注力し、社員が安心して育休を取れる環境を維持していきます。多様な価値観を受け入れることで、より良い働き方を目指します。