デザイン会社の株式会社アジケが、金融業界のニーズに特化した新しいサービス『デザインシステム構築サポート』を発表しました。今回のサービスは、特に金融機関やフィンテック企業向けに焦点を当て、これまで抱えていたUIのばらつきや、コミュニケーションの不全といった課題の解決を目指しています。
デザインシステムとは?
デザインシステムは、UIの一貫性を維持し、開発効率を高めるための共通のルールや再利用可能なコンポーネントを提供するフレームワークです。金融業界では、各部署やプロジェクトごとに異なるデザインルールが存在することが多く、これがプロダクト間の不整合を生み出していました。
今回のサービスの背景
アジケがこのサービスを立ち上げた背景には、金融機関が抱えるUIデザインの散在化や、業務の効率化が急務であるという現状があります。頻繁に起こる重複作業や手戻りは、時間とコストを浪費する要因となり、さらにはブランドの一貫性を損なう結果にも繋がります。これらの問題に対し、アジケはデザイン原則やスタイルガイドを一元管理し、運用までを支援する体制を構築しました。
具体的なサービス内容
本サービスは、デザイン原則の策定からUIコンポーネントのライブラリ構築、運用体制の設計まで一貫してサポートします。特に金融機関において求められる堅牢なアクセシビリティや、ブランド一貫性の確保といった観点からも、必須のステップと言えるでしょう。
主なコースには、以下の3つがあります。
1.
診断・方針策定パッケージ
UIの現状を可視化し、導入の全体設計を策定。
推奨対象:UIがばらついているお客様
2.
設計パッケージ
コンポーネントライブラリの開発からスタイルガイドまで、実装環境を迅速に提供。
推奨対象:すぐにコンポーネント化を始めたいお客様
3.
保守・運用パッケージ
リリース後の運用設計やガバナンス体制の構築を伴走します。
推奨対象:デザインシステムを継続的に育てたいお客様
主な効果
このサービスの導入により、企業は以下のような効果を得ることが期待されます。
- - 信頼性の向上:統一されたデザインがユーザーの安心感を生み出し、ブランド認知を向上させます。
- - コスト削減:重複作業の削減により、開発の迅速化が可能となります。また、新サービスを迅速に追加することも容易になります。
- - 共通言語の確立:明文化されたルールにより、デザイナーとエンジニアのコミュニケーションが円滑になります。
まとめ
今後、デジタル化が進む金融業界において、アジケの『デザインシステム構築サポート』は、業務の効率化やブランド価値の強化を実現する新たな一手として、期待されています。組織全体での運用を目指し、より良いユーザー体験の提供を目指す企業には、ぜひ検討していただきたいサービスです。これからの時代、デザインを通じて事業の成長を支えるシステムが求められます。詳細はアジケの公式ウェブサイトをご覧ください。