Ubuntuサポート拡充
2022-12-20 10:00:02
SRAとアドバンテックが提携しUbuntuサポートを強化!産業IoT市場へ新たな風を吹き込む
SRAとアドバンテック、業務提携を発表
最近、株式会社SRAとアドバンテック株式会社が合意に達し、LinuxオペレーティングシステムであるCanonical社のUbuntuオペレーティングシステムに関して、日本国内での組込みサービスやサポートを強化するための業務提携を行うことになりました。これにより、両社は連携して産業用コンピュータ市場における存在感をさらに高める方向へ進むことになります。
業務提携の背景
近年、クラウドを活用したIoTシステムや、組込み装置へのLinuxの導入が増加しており、その中でも特にUbuntuの需要が急速に高まっていることが背景にあります。企業は、AIやROSなど最新技術のサポートや、確かなセキュリティ対策を求めており、特に日本国内では、日本語での技術サポートや専門人材の確保が必要とされています。
両社の提携は、これらのニーズに応える形で、Canonical社のUbuntuを用いた組込みソリューションを効率的に提供することを目的としています。これに伴い、Ubuntuを利用する企業に対しては、最大10年間のセキュリティサポートや、OSとハードウェアの一元的なサポートを行うことが可能になります。
協業内容
提携の具体的な内容としては、両社がUbuntu認証済みの組込みボードやコンピュータを共同で販売し、日本語サポートを提供することが挙げられます。これにより、企業は一元的なサポート窓口を利用することができ、セキュリティ対応についても最長10年間の保障が受けられます。さらに、マーケティングに関しても両社が協力し合い、適切なプロモーションを進める計画です。
SRAの技術力
SRAは、オープンソースソフトウェアの提供や受託開発において長年の実績と経験を有している企業です。20年以上にわたる組込みLinuxに関する専門的な知識と技術力は、今回の提携を基にして更に強化されます。Canonical社とのパートナーシップにより、日本語でのサポートサービスを提供し、企業のニーズに応えていく方針です。
アドバンテックの提供内容
一方のアドバンテックは、Ubuntu認証済みの組込みボードやコンピュータを約20機種取り揃え、OSのセキュリティアップデートを標準で5年間提供しています。国内において、Ubuntu認証済みの組込みコンピュータを販売できるのはアドバンテックだけであり、その業界での影響力を高めています。
今後の展望
この提携により、両社は新たなビジネスモデルを構築し、ますます高度化する産業IoT市場におけるシェアを拡大させていくことが期待されます。両社は1月20日(金)にオンラインでのセミナーを開催予定で、そこでは今回の提携の詳細やUbuntuのシステムについての説明が行われます。参加は無料で事前登録が必要ですので、興味のある方はぜひ申し込んでみてください。
まとめ
SRAとアドバンテックの業務提携は、国内の組込み市場において実に重要なステップとなります。両社の強力な連携により、今後の産業IoT技術の発展が一層加速することが期待されており、その過程で多くの企業が新たなビジネスチャンスを掴むことができるでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社SRA
- 住所
- 豊島区南池袋2-32-8
- 電話番号
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03-5979-2800