綿半の食用油回収
2025-07-17 16:20:31

家庭からの使用済食用油回収が2,500リットルを超えた綿半の取り組み

使用済食用油の回収、綿半パートナーズの取り組みを紹介



長野県飯田市に本社を構える綿半パートナーズ株式会社が、家庭からの使用済食用油を回収するサービスを開始しました。このサービスは2025年1月にスタートし、これまでに回収した油の総量がなんと2,500リットルを超えました。家庭からの廃油回収を推進することで、同社は再利用可能な資源を増やし、エコな社会の実現に貢献しています。

食用油の回収方法


本サービスでは、自宅で排出された植物性の食用油(大豆油、なたね油、コーン油等)を容器に入れて、綿半の回収店舗に設置されている「食用油回収BOX」にて無料で回収しています。初めは愛知県で始められたこの取り組みも、今では長野県、埼玉県、山梨県の広い範囲に広がり、16市町村23店舗で実施されています。

使用済食用油による環境への影響


使用済食用油が再生利用されることで、環境にとってもメリットがあります。回収された油はバイオディーゼル燃料に変換され、配送トラックの燃料として活用されています。この取り組みにより、樹齢80年のスギの木468本相当のCO2削減が実現されているとのことです。

一方で、一般家庭からの廃油回収はまだ一般的ではありません。日本全体で見た場合、家庭から排出される使用済食用油の総量は約10万トンと推定されていますが、回収されているのは約4千トンに過ぎず、回収率はわずか4%です。多くの家庭では、使用済食用油を固めて廃棄するなどの方法が採られており、資源としての再利用が十分に進んでいません。

持続可能な社会に向けて


綿半では、店頭に缶やペットボトル、食品トレーの専用回収ボックスを設置し、より多くの顧客に利用してもらうよう取り組んでいます。使用済食用油もリサイクルボックスで回収し、家庭ごみの削減と資源の再活用を進めています。少量でも多くの家庭からの協力が「大きな資源」となり、持続可能な取り組みとして発展することが期待されます。今期は回収目標を3万リットルに設定し、環境に配慮したリサイクル活動をさらに推進していく予定です。

サービスの概要


以下はこのサービスの重要なポイントです。
  • - 回収方法: 大豆油、なたね油、コーン油などの植物性の食用油を空のペットボトル等に入れ、「食用油回収BOX」で無料回収。
  • - 回収店舗: 長池店、千曲店、須坂店、稲里店、中野店、権堂店、上田店、諏訪店、塩尻店、豊科店、箕輪店、伊那店、若里店、檀田店、川中島店、穂高店、富士見店、諏訪インター店、八田店、万力店、富士河口湖店、都留店、清須店。

法人向けの案内


また、綿半では法人向けにも廃食油の買取および無料回収を行っています。月間100リットル以上の廃油を排出する事業者には買取りを提案し、少量の場合でも地域や条件に応じて対応しています。対象となる企業は飲食店、食品工場、スーパーなど、環境意識の高い法人が推奨されます。

綿半パートナーズの取り組みを通じて、家庭や企業が協力し合いながら、持続可能な社会を目指すことができるでしょう。


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会社情報

会社名
綿半ホールディングス株式会社
住所
長野県飯田市北方1023-1綿半本社ビル
電話番号
0265-25-8155

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